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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

DREAM、OUTSIDER、修斗(16-18日)で思ったことまとめ・その2(アウサイ編)

http://gbring.com/sokuho/result/result2011_07/0717_outsider.htm
http://battle-news.com/battle/2011/07/000598.php
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/live/2011/2011071705/index.html

一部で「ネットメディアの規模と、ニュースの選択」が話題になって、現在ちょいと調べ始めているが、こうやってみると格闘技を報じるネットメディアがこれだけこのイベントにリソースを割き、大きく扱っていることのあれこだにも思いが至る。
それだけリターン(アクセス数)なども多いのだろうし、一方でテレビ(CS含む)の有無の差などもあるのだろう。

そういえば上に挙げた、メディアのひとつを名指しして「嫌いだ」と私に言ってきた格闘技ファンもいた。彼女のいうのがまさに「アマ大会に過ぎないTHE OUTSIDERを、それよりきちんと整備されたXXやXXより大きく扱っているから」というものだった。
それは競技としての質と、「話題性」の差…ボビー・オロゴンや金子某の試合から続く話で、考えるとまた面白いが後日の課題。

佐野哲也「ヴォルク・ハン固め」(仮称)で1R一本勝ち

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110716/p2
の一件があり、いや実は書いてから5分後に後悔してな。大会の日以降、食堂のメニューを見ても広告チラシで商品を見ても「ああ、この約束で払うXXX円で買えるじゃん!!」と思う毎日(笑)。
あと10数秒、もつれれば2R突入だったのだが・・・
http://battle-news.com/battle/2011/07/000598.php

(略)・・・珍しくシューズを履いて試合に挑んだ佐野はYOSHIKIが下から狙った腕十字を防御すると、立ち上がったYOSHIKIにすかさずパンチを打っていき、さらに前蹴りで吹っ飛ばす。そこからテイクダウンした佐野はニーオンザベリーからバックに回ると、胴絞めスリーパーへ。するとスリーパーよりもボディシザースが効いていたYOSHIKIはタップ!(略)

闘った当人からの視点の回想や裏話は
http://ameblo.jp/swimmingeye
においおい書かれていく(現在更新中)そちらで。
翌日18日、連勝で勢いに乗る駿河軍団が、この日は修斗佐々木憂流迦の試合をするとあって、彼がなぜか後楽園ホールで券の預かり役をしていた(笑)
ちょっとミニインタビューというか対談つうか

G:大損だよ!!
S「ざまみろ」
G:締め技で一本勝ちっすね
S「締めは自分で分かるけど、入ってないの。同締めでぐっと体を反らして、足で締めたらそっちで極められたんですね」
G:あーヴォルク・ハンがけっこうそれで極めたという足の胴締め
S「自分もスパーでは、けっこうそれをAB選手とかにやられてるんです」
G:で、これが実質の『1回戦』で次回からトーナメント参加と。8月だけど、減量はいったん戻してまたやるの?
S「多少は違いますがたぶん、基本的にはこの体重をキープし続けますよ」
G:今回は減量はうまくいったほう?
S「最後、当日になっての調整がね…(※ブログ参照)分かったんですが、遠方から東京に来る、その移動しながらの体重調整はやっぱり難しい」
G:ふーむ、地方からの参戦ファイターはそういう面のハンデもあるのか…しかし土曜の丑の日もあるのに、うなぎ食わないのうなぎ。うなぎの名産でしょ。駿河の國ではうなぎ食うでしょ朝昼晩。うなぎはうまいねえ。
S「何度もいうが駿河遠江はまた違うんだよ!!つうか前に、減量中にブログにうな重の写真張った事あったでしょ」
G:いや、勝利を祈願してうな重の山椒断ちを
(※山椒、いや参照http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20101008/p2 )

その他、マイクアピールの真意や反響、練習など機微にふれる話もいろいろ聞けました。
残念だったのは、その技の正式名称をそこで命名すれば良かった、ということ。
アイアンナイトメア・トルネードミラクルウルトラスペシャル・イン・スルガ」で、どうか。
異議なくんば本日正式決定ということで。
(追記:異議あった(※コメント欄参照))

本題!!アウトサイダーvsZSTで考えたこと

http://battle-news.com/battle/2011/07/000598.php

わずか1R1分で小谷が勝利。さらに小谷は「正直、自分がこんな対抗戦に出なくていいと思ったんだけど、今日は力の差を見せつけてやりました。プロがちょっと本気を出せば、誰だってこんなものですよ」とアウトサイダーファンを挑発!
(※元記事が一部修正されたので、その表記にあとからしています。コメント欄の一部の話題は、修正前の表記についてのもの)

観客席で「いよっ、72キロ級最強!」とか言ってたのは内緒だ(笑)。
それはそれとして、ヒールとしてアピールするつもりなら効果的なのかもしれないけど、小谷選手にこれ以上出てもらうのもなんなので、あのマイクアピールがプラマイどっちに作用するかは分からん。
でも実際、そもそも70キロ前後の階級(やや幅を持たせる)で、今でも小谷といえば日本人ベスト10を伺うことも出来得る選手。そりゃこう闘えばこうなるかな、という結果ですんで何をいうでもねえ。


んで実際、もともと対ZSTって自分は新日本プロレスの「夢☆勝ちます」だと思っていた。「アウサイvsZST、どっちが強いか決めやがれ!」ではなく、「勝てる可能性の限りなく低いZSTに、ムチャを承知でアウサイ勢が体当たり!!」というストーリー。
ただ、それを共有してない層も確実にいるらしいことが、会場の反応でも見て取れた。
笹原圭一さんがPRIDE⇒DREAMの代替わりの苦労を述べたときに「PRIDEの売りだった『最強』『60億分の1』は、さすがにUFCがあれだけ充実していると売りにできず、それで苦戦している」と。
自分は一貫して「その試合が最強を決める争いか」より「試合自体がおもしろいか」を重視して「”Who is the strongest”より”Which is stronger?”でいい」と言い続けてきたけど、やはりそのオーラは人気にも直結するのだ。なでじこジャパンもやっぱり「世界一」だからこそ。
 
ならば対抗戦は本当のお祭り、年1回の試みにして、「アウトサイダーのNo.1」をそこだけで決めるいわゆる”鎖国”のほうがいいのか、成績が良くないことを覚悟してチャレンジを続けるのか、あるいは米軍(周辺)をもう一度呼ぶか(笑)。
来年の新リングス構想には、プロ契約したTHE OUTSIDERトップグループが入っていることは前田も公言している。そのへんをどうするのかなあ、と思いました。