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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

柔道事故のドキュメントが放送。来年度、武道必修化前に

NNNドキュメントで放送された「畳の上の警告」を見た。
本来のバージョンは60分で、それを30分にしたものだそうです。
 
事実関係や知識面でいえば、この問題をずっと追っていたり同問題のホームページを読んでいた人間にとっては新知見というものはほとんど無かったが、映像で、柔道の練習により障害を負った子を見たり「首、頚椎の方の怪我は注意していたが…脳、頭のほうのアクシデントは把握していなかった」と全柔連の幹部が認めているのは説得力がある。
 私は武道の必修化って、民主党への政権交代で中止になるという流れかと思っていたが、やっぱり行政機構の「慣性」というのはすごいもので滞り無く進んでいく様子。
 
講道館が指導者講習をはじめ、指導者資格制度を導入するということである。積極的なのはいいことだが、しかし、その安全策そのものですらが「利権の独占」に繋がったりするのも…とはいえ、資格や制限もある程度集約したものでないといけないのも事実だ。

フランスが日本の柔道人口を上回る中で、ほぼ死者はゼロであり、それは指導者が国家資格、医学知識を持った人間のみだから…というのが果たして本当なのかどうかは分からない(例えば「暗数」…でも日本のほうが多いか)が、もしそれほど効果があるものなら、明治時代じゃないけど「お雇い外国人」を雇い、さらにはこのマニュアルを丸写しで翻訳するぐらいであっても、スタートとしてはいいのではないか。
 

参考リンク

私が以前この話を書いたときは
http://www.geocities.jp/rischool_blind/sports.html
を基にしていたが、いま「親の会」も情報を集約するサイトを発足させている。
http://judojiko.net/

【参考】togetter-来年度から始まる中学の武道必修化の危険性について
http://togetter.com/li/79702
というまとめも参考になる
<追加>当ブログの過去記事
■「学校の柔道事故」で被害者の会結成。その意見への賛否を越え、向き合うべき問題。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100329#p3
■ジ・アウトサイダーやアマ修斗組技…そして俺の必殺技が実は危険すぎた件について(マジ)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080702#p2
■柔道必修化の問題から「そもそも教育では、リスクとの兼ね合いで何を教えるべきか」について
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20101219/p2
はてなホットエントリから>
■「畳の上の警告」
http://d.hatena.ne.jp/apesnotmonkeys/20110606/p1


まだ大組織や、学校組織によって実態が把握できるだけマシではある。

一番危険な投げ技がルールの特性上少ないこと、ほぼすべての競技人口が部活動だ授業だの、強制的な意味合いのあるものではなく自由意志で入っている、とはいえ、例えばBJJ(ブラジリアン柔術)が対岸の火事ではないことも間違いない。

このエントリの続編も書いた

■武道必修化の議論の続き。そも「体育」は必要か
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110607/p2