数日前にホットエントリに入って議論を読んだのが
■生食にみる愚行権
http://d.hatena.ne.jp/takerunba/20110506/p1
タイミングがあえば、また病気の種類によっては、これに近い議論を自分もしたかもしれない。
ただし、病気、それも感染症の場合は、また違うんだよね。
これはいちいち書くより、ブックマークを引用したい。
http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/takerunba/20110506/p1
id:ohira-y 愚行権はわかる。その上で、何か起きた際の責任の分担はどうなる？あと、また、生肉の汚染は健康保菌者になって感染を広げる可能性もある。
id:T-3don ”衛生の観点で言えば”実際にはその頭に「公衆」が付く。生食には感染拡大という愚行権では片付かない部分があって、なかなかに悩ましい所。愚行権の前提となる「知識と判断力」が必要であるのは自明として。
id:tikani_nemuru_M うーん。消費者個人には愚行権があっても、食品を提供する側には愚行権はもちろんのこと、愚行権につきあう権利ってないのよね。自分で加熱用の肉を買ってきて生食するなら愚行権の範囲かな。
『衛生は、頭に「公衆」が付く』というくだりは言い得て妙。
そう、感染症は常に･･･今も昔も･･･「（通常の）民主主義や人権の墓場」でありえるのだ。今だって感染症の種類によっては個人の人権もへったくれもなく、強制的に隔離できるんだからね。
ちなみにブクマには「生食を愚行権で食うなら（皆で負担する）健康保険を使うな」的な意見もあった。
id:ruletheworld 肉食脳の恐怖, # |ω・）…… 生肉食に起因する治療費や障害が残った事に対する健保や社会保障を断るのは前提で言ってるよね？
実はこれ、健康・衛生上の議論で「個人の自由」を訴える時の反論としてよく出てくる。喫煙、シートベルト・バイクのヘルメット（の未着用）･･･なども「好きでやっている。自分の責任なんだからいいじゃないか」という議論があり、それへの反論として出てきた。
ただ、これは敷衍すれば冒頭記事に書いた格闘家・ボクサーらの後遺症にも適用できる･･･。
