http://gbring.com/sokuho/news/2011_02/0218_krush.htm
……発表された山本優弥(青春塾)の対戦相手は、何と総合格闘家の郷野聡寛(フリー)!(略)郷野はKrush参戦を決めた理由を「去年の8月から70kgに体重を落として試合をしたんだけど散々な出来で終わってしまって。また70kgで総合の試合をやる前に、俺が総合よりも楽だと思うキック・K-1ルールで調整試合を探していて、Krushからいい話をもらいました。今回は調整試合として使わせてもらいたい」と説明。
興業を煽る発言であることもどうせコミではあるんだろうけど、やはり重要な意味を持つっちゃ持つ。
格闘家は試合と試合の間をどれだけ空けるのが適当か。これはなんとも言えない。秒殺のノーダメージで勝つかもしれないし、ぼこぼこに殴り合って判定までもつれるかもしれない。怪我をするかもしれない。闘った実感すらないような完全KO負けした選手は、逆に「星をかえしたい」となってすぐに次の試合を熱望したり。コミッションが選手の試合出場を止める規定が不十分で、しかも他団体には効力がない日本ではなおさらだ。
そうやっていくと、安全面では短期間の試合出場の方が気になり、自分も目立つものは問題視してブログで取り上げたりするけど、逆に「気力充実して、次の試合を熱望しているのに、主戦場団体の都合で試合が組まれない」ほうも気になる。というか普通目につかないし、怪我で休んでいるのか試合したいのか、満足か不満かってのは今までは分からなかったがtwitterやブログの普及で可視化されたりしてね……。
「やれんのか」が決まる前の、川尻達也が泣き顔で語る「試合しゃしぇてくださしゃい…」(かんだ)は印象深かったな。
メジャー興行が決まらないなら、インディー興行に出ればいいじゃない、とマリー・アントワネットみたいなことをいうお嬢様もいようが、君、戦極に出ていてXXXXX円をもらっていた人が、いくら同(自粛)とはいえ(自粛)に出て(自粛)で我慢せよというのかっ。
これまでDREAMに出てた人が、間が空いたからといって(自粛)で(自粛)して、しかも(自粛)は自前で(自粛)しろというのかっ。
そしてそこで組まれる相手は「ああー大物食ってなりあがりてーーー。実力は同じ、いやおれが上だぜ」というギラギラに飢えた、大体10歳とか5歳とか若い、獣のような挑戦者。
そりゃ全力で回避、というひともいるでしょうさ。しかし仕事をしないとファイトマネーも入ってこない。「しても入ってこない」とか、そういう例外は置いとけJZカルバン。
そして、なんやかんやで踏ん切りをつけて闘える新規の戦場wp探そうとしても「うちのところはXXXさんとちょっとアレだから」「XXXさんのほうの許可があれば…契約はなくても、ずっとそこで闘ってきたら仁義とか、義理とかあれね」みたいな諸問題がね。
「次の興行が決まってなくても、明確な拘束契約がなくてもウチの選手はウチの選手。一声かけてね。というかウチが窓口になります」という慣習はいいことも悪いこともあろうが、是非はともかく現実として存在するらしい。
今回、戦極が主戦場の郷野はKrushに参戦するわけだが、Krushは自他ともに認めるK-1の窓口。…まぁそのへんクリアされてるとは思うけどね。
その他、多くの戦極・DREAM常連選手で「もうインターバルも怪我の治療期間も十分取った!試合勘が鈍る、試合させてくれぇ」と思っている人はどれぐらいいるんですかね。外国人選手はむしろ行きやすい、本当に日本の、子飼いの選手たちは。
最近だとキン肉万太郎(今の名前覚えてないわー)がパンクラスに参戦。DEEPは言わずもがな…というかDEEPはそれ(ローテーション維持)が構造的に組み込まれているからな。清水清隆の修斗参戦も「戦極ファイターの調整」という見方をできないこともない。