どこまでリアリティがあるかは分からないけど、逆にとっぴな、SF的(ほめ言葉)なシミュレーションとして読んでみると面白い。
特に個人的にふむと思ったのは
「デフレ下では貨幣の価値が上がっていくから、銀行にカネを預けている人は徳が増えていく勝ち組。そのトクをしている部分に税金をかけるのは正義にかなう」というくだり。そういう正義論もあるのかあ。
http://agora-web.jp/archives/941723.html
1) 課税の目的
(a) 銀行に集中し過ぎている資金を分散させる。
(b) 分散された資金の一部が実物投資や消費、株式市場、その他の預金以外の金融商品に回ることによって、消費の活性化や資本市場の発達を促す。
(c) 税収の確保を行い、財政支出や国債の償還の助けとする。(国債のクラッシュを先送りさせる。)
(d) 国民の金融資産に対するリテラシーを高め、少子高齢化対応して資産運用のリテラシーの高い社会を目指す。
2) 課税の根拠
デフレ環境下で預金には実質的な利得が発生しているので、それに対して課税を行う。