これ、ふつーに連載を開始することを毎日新聞が「社会的事件」として数日前に記事で取り上げてたんだ。それで覚えていたが、今号から連載開始。
児童虐待の闇に迫る!現代のリアルを描く!!
シリーズ連載『ちいさいひと 青葉児童相談所物語』
新聞やTVニュースで注目される児童虐待問題に挑む…そんな真剣ドラマが、ただ今サンデーにてシリーズ連載中。新米の児童福祉司・相川健太が、助けを求める子供たちの最後の砦となる。
話題を呼びそうな漫画をいち早くはてなキーワードにしてきたことを、ひそかな誇りとする小生、今回も一番のりでキーワードつくったー。グリフォン・チルドレンの漫画はけっこう活躍してるよ(なんでキーワード作っただけでえらそうなんだ…それに正直マイナー作にとどまっているものも多いし(笑))
で。
虐待児童などの問題と、それから子供を守ろうとする大人。
問題が深刻な中、エンターテインメントの立場からだけ論じるのも申し訳ないが、その素材として十分興味を引くものであることは、土田世紀が漫画化した
- 作者: 土田世紀,水谷修
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/09/30
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特上カバチ!!-カバチタレ!2-(22) (モーニング KC)
- 作者: 東風孝広,田島隆
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だから少年誌として描写のマイルドさなども要求されるとはいえ、少年誌でこのテーマが扱われても決して不自然ではないと思う。
ただし、第一回を読む限りはその心配はきわめて小さいと思うが…児童虐待を助けるヒーローとしての児童相談所員、となると「ダーティーハリー的解決」というふうに流れるんじゃないか?というのを少し気にしている。
つまり、強引に扉を壊し、
強引に虐待親から子供を引き離し
「法律違反は承知の上だ!!おれが捕まっても子供を助けられる可能性があるなら、喜んで俺は罪を犯すさ」
的に見栄を切って、ただ結果的にはその判断はぴったしで、めでたし…という感じの。
いやいやエンターテインメントと割り切る範囲でならありかもしれないけど、やっぱり今の制度が持つ”ブレーキ”部分が持つ意味なんかも目配せした作品であれば、個人的にはそういうもののほうがいい作品になるのではと思っています。
まあ、今から云々するほうが変なんですけどね。
どんなふうに展開していくのか、「いい漫画」でかつ「面白い漫画」になりえるのか、見守っていきたいです。