http://mainichi.jp/select/biz/news/20101018ddm001020062000c.html
【ロンドン会川晴之】「シェールガス革命」と呼ばれるエネルギー革命が、いま、世界で起き始めている。
発端は、世界最大のガス消費国・米国の技術革新だ。シェールガスは堆積(たいせき)岩の頁岩(けつがん)層に含まれる天然ガスで、従来のガスと成分は変わらない。存在は知られていたが掘削コストが高く手つかずだった。これを安価に産出する手法がこの10年で確立され「革命」がもたらされた。チュー米エネルギー長官は、米国のガス埋蔵量が「2倍になる可能性がある」と語る。米国のガス産出量は09年、ロシアを抜き世界一となった。
石油の発見以来、最も重要な出来事ともいわれる「シェールガス革命」は、ガス価格にも影響を及ぼした。
つい数年前までは、米国は、国内資源量の減少と需要増が重なり、世界最大のガス輸入国になるとみられていた。ロシア、中東、東南アジア諸国は、米国向け液化天然ガス(LNG)の施設整備にまい進した。だが、米国が「ガス輸出国」になる可能性が出たことで、「ゲームが根底から変わった」(ヘルム・英オックスフォード大教授)。巨大市場消滅で、需給バランスが一気に崩れ、ガス価格は、08年の100万BTU(英熱量)=13ドル台から、現在は4ドル前後にまで急落した・・・・・
なんか、うますぎる話のような気もするが。
新資源国としてポーランドが国際舞台に踊り出て、ガスを国際政治の武器にさんざんしてきたロシアの地位低下の可能性もあるとか。
そういう都合いい資源が、ある日突然日本にも見つからないかねえ。ってメタンハイドレードか。