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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

twitterは単純に、機能がもっと増えればもっと便利になるんじゃないかな(kamiproツイッター特集)

kamiproツイッターtwitter)特集、反響は如何

今回のkamiproは、表紙写真の「AOKI YAKUZA STYLE」も海外でちょっと話題になった(というか話題にした)のだが、メイン特集の「ツイッター」も、水道橋博士を通じて、普段同誌を読まない層にも浸透し、好評だったようだ……といっても第三者が反響を見るツールはほとんど当のネットやtwitterなのだから、そこでならこのテーマへの反響は一般平均より底上げされてもおかしくない。
純粋なプロレスファン、格闘技ファンは今回のテーマをどう見たのかは興味がある。


んで、twitterとなると「早い者勝ちで本を書いた人にお座敷がかかる」法則で津田大介さんがインタビューに答えたりしているのだが、これはまぁ氏の

Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)

Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)

のエッセンスである。詳しく知りたい人が同書をあらためて読むのもいいし、新書を読むヒマがない、という人がこのインタビューで済ませるのもありだと思う。

以前のエントリーを伏線に

ついでに、私は以前ブロガーとして「ブログとはどう違うのか?」を興味の主題として、以前

(1)■twitterを使い始めて感じたこと
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100121#p3
(2)■ツイッターはAさん「について」のコメントを一度に読みづらい・・・これは短所か長所か
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100127#p5

という文章を書きました。
これもこのアトに多少つながるので、できれば一緒にごらんいただきたい。

フォロワーの期待する以外のテーマでつぶやき続けるとどうなる?

本題は、この特集でもトップに組まれた水道橋博士谷川貞治氏の対談です。

実はここで、twitter布教にいそしむ水道橋博士が、谷川さんのtwitterでの大活躍に目を細めつつも、いくつかの軌道修正を促している。そしてそれって、自分がtwitterをやっていて(1)に書いた、一番困っていることと共通しているのですね。

ツイッターの影響力をしるこサンドに向けるんじゃなくて、K-1に向けるのが谷川さん本来の役目…(略)…もともとK-1に興味があって谷川さんをフォローした人が、そこで自分にはまったく興味の無いしるこサンドの話題や単純な一問一答が延々と続く…みんな「なんだ、この会話?」って(略)フォローを外しているんです。

そりゃ
そうだ。
でもどーすればいいのか?というか水道橋博士こそ、現在6万5000ものフォロワー(!)を持っていて、本人の活躍の幅広さを反映してフォロワーの興味だって千差万別なのではないか?
それについても本人が語っています。

【要約】フォロワーが膨大になると、彼らの興味の在り処にも差が出てくる。
だから自分は「子育て」「ラジオ」「格闘技」「映画」「週刊誌先読み」など、ひとつの番組でたくさんのコーナーを作っているような振り分けをしている。

このアトのやりとり。
谷川さん「雑誌の編集者みたいだなぁ」
博士「谷川さん、もともとそうでしょ!(笑)」
なんだこのナチュラル漫才。


漫才はいいんだけど、自分は何度も言っているようにツイッター開始時、海外の利用者が多いことを利用し、メインはMMAの英語ニュース発信につかっていて、日本語は後からサブ的にやってきている。英語圏のフォロワーにしてみれば、書いているテーマが興味有るなしなんてのはさらに超えて、まったく読めない…下手したら文字化けしているツイートが出てくるってのはストレスじゃないかと思うよ。「ノイズもツイッターの特性、まぁよし」と言ってくれる人が多いことを希望したい。まあ漢字があるとオリエンタルっぽくていいかもな。 タトゥーは「家族愛」。

現在の問題って、ツイッターの「機能拡大」が解決するかも?つうかそうしてほしい(願望)

ただねぇ、
上のような「しるこサンドK-1の話題を語る人の、K-1の情報だけが欲しいのに」とか「英語(もどき)ニュースと日本語雑談をつぶやく人の、前者だけ読みたいのに」という要望って、水道橋博士のようなバランスを取った編集とは別に、機能が拡大すれば解決するんじゃないかなぁ、とは思う。

というのは、
ふつうにブログには「タグ」があるじゃないですか。
テーマの乱雑なまでの多様さでは水道橋博士ツイッターにも負けない自信がある(笑)当ブログですがはてなの機能を生かしてタイトル左に「タグ」がある。
それを登録しておいてくれれば、その関係の文章だけ読みたい人は読める。

将来的にツイッターにもそういう機能がつけば、谷川さんのほうで「しるこサンド」「K-1」「安西」(笑)とタグをつけ、フォロワーは興味にしたがってそのタグだけを登録する(※機能がついたと仮定)という形になれば万事解決。私もそのときは「English」「日本語」とタグ分けをすればいい。


といっても、どうもツイッターを作っている会社的には「機能はシンプル、簡単に。」がモットー?らしく、あんまり機能を増やしすぎるのには消極的という感じもする。RT機能がつくのだって遅かったわけだし。
機能をどんどこ増やし続け、ガラパゴスはてな村で絶賛進化中(笑)のはてなダイアリーとは違うようだ(笑)。いや褒めてるのよ。

個人的に、ツイッターに標準装備してほしい機能

・上に書いたように「タグ」を付けて、興味ごとにフォロワーが追っていける機能がほしい。


・TLで最新版のツイートを読めればまあ満足、というフォロー先と、昨日から10回更新したなら、その10回を全部チェックしたい、というフォロー先がそれぞれあるはず。その人の名前だけ、赤く表示されるとか「スペシャルフォロー(仮名)先はXX人が更新しています」という機能。


・ダイレクトメッセージや返信(@つき)の数の表示。つい見忘れ、返信しそびれる人も多いはず。


・ある人物のツイートに対する反応(@付きのコメント)がワンボタンで一覧で見られる機能


・返信のときに「ここのつぶやきに対しての返信です」というのが分かる、第三者もすぐに行ける機能


・自己紹介の文章にもっとスペースがほしい。最近はブログだミクシイだと、ネットの住所は複数あるのだから、リンクを張る先の数は自由に決めさせて欲しい。

というようなことは、他の人がつくった拡張アプリケーションなんかでも対応できるのかもしれんな。
まあ、そんな感じでツイッターは、しばらくやってみると個人的には機能が足りないと思うところが多い、という話です。で、ツイッターぐらいに普及すると、新機能の追加は思わぬ文化的な影響を及ぼすこともあるんじゃないかと思いました。