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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「電波の城」「空手小公子小日向海流」の2作品が格闘技の「興行」のほうに踏み込んできた

この前紹介したように、テレビ業界の裏側を描く「電波の城」では、いま「格闘技と八百長」に踏み込んでいます。ストーリーとしては大晦日、かなり年を食ったプロレスラーと、脂の乗り切った現役バリバリの総合格闘家が対戦したのですが、プロレスラーが大アップセットのKO勝ち。だが、それは「小さな娘との親子愛」を強調し、人気が出てきたプロレスラーを利用し「やっぱりドラマが無くちゃ!」とプロデューサーが画策、いったん総合格闘家が負けて、その後リベンジという大プロジェクトをしようとしている・・・らしいんですな。格闘技団体の社長、テレビ局のプロデューサー、それぞれ「あの人がモデル?」というのがいるようでいないようで(笑)、面白い。
だが、テレビ局内に「反格闘技(のプロデューサー)」がおり、この人は「不正反対」「テレビ局はウミを出さねば」を大義名分としながら、この情報を、正義派ジャーナリストにリークして権力闘争につなげる・・・かのようです。

さてさてこのアトどうなりますか。さすが実力派、あとをひくなーーー。

電波の城」がこういう展開にいたるまでの話や「格闘技篇」とでもいうべき章の話は
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100315#p4
を読んでください。



「小日向」のほうは、強すぎるが金にも汚い無敵のタイ人キックボクサーが登場。ちょっと複雑なアレだが、わざと流血して試合を盛り上げ、同時に相手を攻めてこさせるといったこともします。その理由は「ギャンブル中毒で、一か八かの戦いじゃないと燃えない。そのまま闘うと強すぎるので、わざとそういうふうに不利になることもいとわない」という、ちょっと変った造形が興味を惹かれます。
で、そんな問題児だが勝ち上がったために人気が急上昇。だけど打撃系団体の老舗「FOS」への忠誠はまったく無さそう。
そんなとき、この団体に対抗する「神威」という新団体立ち上げの影が−−−

てな感じですね。
はい団体間のごたごたやテレビ局と団体のつなひき、これが闘い自体より面白く描けたら、どれも盛り上がりそうですね。