http://www.asahi.com/seikenkotai2009/TKY201002210317.html
朝日新聞社が20、21の両日に実施した全国世論調査(電話)によると、鳩山内閣の支持率は37%で、前回緊急調査(5、6日)の41%から下がり、内閣発足後初めて4割を下回った。不支持率は46%(前回45%)で横ばいだった。(略)
内閣支持率は昨年12月に前月の62%から48%に急落し、その後も下落が続いている。
わたしは以前「岩盤論」というのを展開していたが、どうもその岩盤は予想よりもろいか、もう少し下の層・・・2割ぐらい?のようだ。
小泉内閣の支持率最低期と比べても見たい。
枝野幸男の起用
また、鳩山首相が枝野幸男衆院議員を行政刷新相に起用したことには、「評価する」が53%で、「評価しない」の20%を上回った。
けっこう、この起用の時は本人が固辞して、説得する平野官房長官が大変だったようですよ。
枝野氏は、あれこれと断る口実を探していたそうで・・・
枝野「わたしは小沢一郎さんとあまりいい関係ではありません。内閣に入るのはまずいのでは…」
平野「仙谷由人行革刷新相だっているんです、問題ありません」
枝野「私の事業仕分けは、強引だといって既得権益層から反発も受けています」
平野「前原誠司国交相だって、ダムは強引だと言われてるけど内閣でがんばっています」
断る口実が無くなった枝野は、なんとか逃れようと適当な口実をつくる。
枝野「私は最近、いろいろ混乱しているんです。訳の分からないことを言い出したり、自分のいってることが分からなくなったり」
平野「鳩山首相はそれでも、立派に務めを果たしていらっしゃいます」
ま、怒られる前に言いますが、これは落ちを「皇帝陛下」や「総統閣下」、もちろん「麻生首相」も含めていくらでも応用可能なわけで、実際私はロシアジョークから改変したのです。
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平野官房長官をここに登場させるのも、お前がいうな、と言われるでしょうしね(笑)。
民主党の反転攻勢は結構可能なのでは
まず政党支持率に変化はあまりない。「政党支持率は民主32%(前回34%)、自民18%(同18%)など」そして
政府が消費税の議論を始めることへの評価を聞いたところ、「評価する」48%、「評価しない」42%だった。
普天間飛行場の移設問題について、鳩山内閣が移設先をゼロから検討し直していることを説明したうえで、取り組みへの評価を尋ねたところ、「評価しない」が46%で「評価する」の38%を上回った。
と、いう。消費税増税への動きを評価するのだから、日本の国民もマジメなもんだ。
んで、民主党の反転攻勢をどうするか、ということなら個人的な意見としては安保や経済の「大きな政治」はおいといて、社会系の「小さな政治」・・・そでに「過去の追及」を加えるのがいいと思う
・三井環の証人喚問(検察の裏金追及)
・取調べ可視化
・外務省「密約」書類の消滅は決定したので、紛失した時期の官僚の責任追及
・夫婦別姓
・日韓併合100年を記念する謝罪・反省系の何か
・記者会見開放の進展
・クロスオーナーシップ制限(原口総務相)
この種の政策をかならずしも全国民が支持するわけではないと思うが、民主党支持層の固めなおしのほうが優先だろうし、それに鳩山首相はいま「蛮勇を奮う」「強引に決断する」という印象を持たせたほうが、イメージ戦略として効果的なのではないかと思っている。