http://www.asahi.com/national/update/0117/TKY201001170176.html
石川議員の弁護士、取り調べの可視化申し入れ
2010年1月17日21時5分
小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体の土地取引をめぐる事件で、逮捕された衆院議員石川知裕(ともひろ)容疑者(36)の弁護人となった安田好弘弁護士らが17日、取り調べの全過程の録音・録画(可視化)などを求める申入書を、千葉景子法相や樋渡利秋検事総長らに提出した。
取り調べは1日4時間以内▽少なくとも週2日休む▽黙秘権の尊重▽調書作成に際して弁護人と事前相談する機会を与える――なども求めた。
安田弁護士は、オウム真理教元代表・松本智津夫死刑囚(54)の主任弁護人を務めたほか、山口県光市母子殺害事件、和歌山カレー事件でも被告の弁護人を務めた。
権力と権力のかみ合いにらみ合いの時にできるひび割れは利用できる。
可視化自体はひとつの仕組みとして十分あり得るので、見越すようなかたちでやっていっても、面白い。
昭和の昔、留置場だか刑務所だかの設備充実を訴えた法務大臣?が、「わたしたちはそこを利用する確率が高いのであります」と国会で語ったとか語らなかったとか(丸谷才一のエッセイよりうろ覚えで)。
ちなみに岩上安身氏は「任意取り調べの際に、twitterでつぶやけばいい」と提案(笑)。
http://twitter.com/iwakamiyasumi/status/7913313023
誰か、大急ぎで小沢幹事長にTwitterを教えてやってくれ! 任意の事情聴取を本人がTwitter中継してはいけない法律はない、はず。もしくはニコニコ動画の出動、希望。
実際「任意聴取」の段階では、twitterに限らず、機材を持ち込んでの実況中継や、独自録音できるのだろうかどうだろうか。これは前から気になっていたのです。
法律を作るときって、録音機もネット中継もふつうに一般的には存在しなかっただろうから「検察官は任意の取り調べに際し、録音を拒否できる権限がある」ということは書いてないような気がするんですが。
そすいえば週刊文春にカラー印刷で「江副浩正が取り調べの可視化を訴える本」の広告が掲載されていたな。
- 作者: 江副浩正
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2009/10/23
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取調べの「全面可視化」をめざして - リクルート事件元被告・弁護団の提言
- 作者: 石田省三郎,江副浩正,多田武,小野正典,伊豆田悦義
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