これまでも当のストライクフォースをはじめ、ネット中継の大会というのはあったが、出場選手の段違いの知名度とともに、曲がりなりにも日本語の入り口がある形で放送があったストライクフォース・ヒョードル初登場大会。
DREAMやK-1翌日の視聴率なみに、同中継サイトのアクセス数は注目されていいはずだと思うのだが、その”発表”はいまの時代らしくtwitterでなされた。
http://twitter.com/gotchamediajp
・・・今回のM1ライブ中継は40、000人の方々から視聴されました。期待以上の成果です。視聴してくださった皆様に感謝いたします。
もちろん、同時中継ではないかたちで見ている人は今でも増えていっているだろう。
・・・と、と、と。生中継視聴者も、集計結果がさらに約1万人上積みされた。
M-1ライブイベントに関して、Twitterに多くの応援メッセージを残してくださった皆様に感謝いたします。皆様のおかげさまで、8日のライブイベントが5万弱の方々に視聴されたことが分かりました。今後ともご関心・応援を宜しくお願いいたします。良いコンテンツでまたお会いしましょう
こうやってみると、「この数字って本当か?証明できるのか?」ってことも気になるっすね(笑)。
ついでに、この会社(gotchamedia)って「なにもんだ、おまえ?」ってことが気になる。ゴッチメディアって、なんか”実力世界一”っぽくていい名前ではあるが(笑)。
だが、調査は同社の公式サイトが英語だったためにあっという間に頓挫するのである(笑)。それでも興味がある人は読んで、いろいろしらべるがいい。
http://www.gotchamedia.jp/
会社は東京にあり、2006年に設立された。なにゆえM-1社が白羽の矢を立てたのか。社長さんが格闘技業界に精通しているとか、そういう関連ではなさそうですが。
http://www.gotchamedia.jp/en/company/
まあ、本来だったら生涯この会社のことを気にかけることもなかった小生がそのサイトやツイッターにお邪魔し、twitterはフォローまでしているのだから、会社の宣伝にもなったろうな。
さて40000-50000という視聴数は、ヒョードルに加えてソクジュ、ムサシ、ババル、メイヘム・・・が参戦。前に定義した、日本メジャー経験者の数、”プライ度”が高い試合だったこともあった。反面、放送決定から当日までの日数も少なく、宣伝だって少ない、というか殆どなかったわけだ。専門誌だって締め切り的に一言も触れていない。
そういう点で、もっと上積みができそうでもあり、上限を極めたようでもあり。むしろ業界にいる人たちの分析を聞いてみたいところだ。
・・・それより何より、驚いたのは
今週日曜日に予定されているM1ライブ中継にEA社と日清食品社がスポンサーに!!ヒョードルがでているEA SPORTS MMAの初公開の広告映像もお楽しみに!!
すげえ、そもそもネット中継にスポンサーがつくだろうというような発想はなかったわ!
しかも日清食品!!さすが!!とんがらし麺でFEGをサポートするだけじゃなくて、SFのネット中継までスポンサーしてくれるとは、どんだけ上層部が格闘技好きなんだ!!
おれは日清食品の兵隊だ!
日清だけがインスタント業界のメジャーだよ!
チャルメラはジョーク・ラーメンだよ!!
・・・と、格闘技業界のスポンサーになると、ライバル社をファンがDisってくれるからオトクです、広告代理店はここんとこをアピールするように。
ただ、こっそりというけど、中継の時に日清食品がスポンサーだってこと、全然気づかなかったけどな(笑)。どっかに宣伝とか、日清プレゼンツとかの表示あったっけ?少なくとも俺は気づかなかった。
そうだ、今まで、スポーツイベントをネットで生中継し、そこにスポンサーが着くという形式って・・・格闘技以外に幅を広げても、だれか日本での前例を知っていますか?コンサートとかトークライブとかまで含めてもいい。
とりあえず、今回のネット生中継は
・謎の会社「ゴッチメディア(gotchamedia.)」が格闘技業界をまたぐ。
・取り合えずカード告知テロップや入り口などに日本語表示があるなど、日本向けの展開を実施(今までのネット中継は当然現地の言語をそのまま使うだけ)
・結果は40000-50000の間
・ネット中継自体に、スポンサーをつけることに成功
したわけです。さて、関係者はテキトーに学んでくれっす。
たとえば「Krush」が、まだ不祥事が尾を引いてGAORAで中継されず、途方にくれているところにここが名乗りを上げて・・・とかだったら面白かったのにな(笑)。
まあ、今回は一番お金がかかるであろう映像製作、撮影は勝手に超一流のCBSがやってくれていて、その映像を流す許可を得られた(それがすごいんだけども)という形だから、そうそう真似ができるものではないのだろうけど・・・ただ、映像を流すこと自体のコスト、受け手の側が備えるインフラが少なくとも10年、5年前と比べて大きく変わっているからね。
今回の生中継視聴アクセス4万ー5万。少なくとも、今後のあり方を考えるときのひとつの材料にはなる。