メールで一報をもらいました。昨日、少々忙しくてニュースを見てなかったので、このあと調べます
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20090918-OYT8T00099.htm
ウメ子 天寿全う
国内最高齢ゾウ、享年62歳戦後、半世紀以上にわたり多くの人々に愛されてきた小田原市の小田原城址公園のアジアゾウ「ウメ子」(メス)が17日朝、急死しているのが見つかった。国内で飼育されているゾウでは最高齢の推定62歳。人間の100歳超に相当し、大往生だった。悲報を聞いた市民らが切れ目なく記帳や献花に訪れた。
同公園を管理する小田原市によると、ウメ子は16日、普段通りにサツマイモやキャベツ、ニンジンなど60キロの餌を食べた。同日午後4時半に飼育舎を施錠する際も異状がなかったが、17日朝、飼育舎の中で横たわっているのを出勤してきた飼育員二見典克さん(43)らが見つけた。
ゾウは立ったまま眠るといい、二見さんは「初めて横たわっている姿を見た」と悲しそうに語った。ウメ子の遺体を17日に診察した同市内の獣医師は「老衰」と診断。同市は解剖し詳しい死因を調べている。
(略)
小田原市は今後、ウメ子ゆかりの人たちを招き、お別れ会を開催する予定。
同公園内の動物園には、ピーク時の86年にライオンやヒグマなど70種332頭に上った動物は現在、ニホンザル14匹のみで、同市は「ウメ子の死で閉園は決定的となった」としている。
(2009年9月18日 読売新聞)
年齢的には、いつ亡くなってもおかしくない年でした。だが悲しいのは今年も行きたいなーと思いつつ、
「桜の時季は過ぎちゃったし5月ごろにするかあ」
「いけなかったから夏には時間を作っていくか」
と思いつつ、忙しさにまぎれてついつい後になってしまい謁見かなわなかったことですね。やっぱり年寄りには、時間をつくって会っておくべきです。
2年前は還暦を迎えさまざまなお祝い事があったので、もって瞑すべきか。
この動物園に新しいぞうが入り、続くということはない。
というのは「重要な史跡はできるかぎりかつての状態に復元を」ということで、文化庁がもともと閉園を求めていたのだ。ウメ子さんがなくなれば閉園されるとはとうに決まっていたのだ。
そして武田、上杉、豊臣らを迎え撃ったアジア屈指の軍事要塞は、大戦後の王をこれにてうしなう。
- 作者: 川原泉
- 出版社/メーカー: 白泉社
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■ウメ子さん・スライドムービー
http://www20.tok2.com/home/gryphon/data/odawaraumeko.wmv
■2年前の還暦写真展時のルポ。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20071025#p4
■「ウメ子」のはてなキーワードもある。当然作者はわたし。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%a5%a6%a5%e1%bb%d2
■かつて、小田原の住民だった方のサイト。
http://d.hatena.ne.jp/rotus916/20090917
小さい頃、祖父によく城址公園に連れてきてもらっていました。
祖母がお米とみかんを持たせてくれて、お米は鳩に、みかんはサルとウメ子にあげていました。
ウメ子がいるところは、周りに大きな溝があって、みかんを投げても溝に落ちちゃうことが多かったなぁ。
ウメ子がいるところまで、みかんが届くと、鼻の先でみかんの皮を器用にむいて、身を食べてました。
私は、正直動物が怖かったので、鳩が自分の周りに来ると怖くて、ベンチに足を上げて、自分からなるべく遠くへお米をまいていたけど、妹は動物大好きで、鳩に囲まれて手のひらにお米をのっけて食べさせてて、「よくそんなことできるな〜」と思っていました。
城址公園に行ったあとは、駅の近くの本屋さんで、一冊ずつ本を買ってもらうのが恒例でした。
それが楽しみだったなぁ。。
井の頭自然文化園(武蔵野市)のハナ子さんもほぼ同年代。
会えるうちに、会っておきましょう。10月1日は「都民の日」で無料。
http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ino/index.html
ウメ子のウィキペディアを作った。
これで、歴史になると信じ。集大成だ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%A1%E5%AD%90