http://www.tkfd.or.jp/blog/sasaki/2009/09/no_652.html
以前にも、イランとサウジアラビアとの関係が、危険性を帯びてきていることをお伝えしたが、最近になって、ますますその傾向が、強くなってきているようだ。・・・(略)・・・最近、イランの保守派アヤトラのマカーレム・シラーズィ師は、サウジアラビアがアルカーイダや、世俗派のバアス党員を支援し、テロリストをイラクに送りこみ、イラクのシーア派教徒殺害を、実行していると非難した。
同時に、マカーレム・シラーズイ師はサウジアラビアが、イスラエルと結託して、イスラム教徒の分裂と、対立を生み出しているとも非難している
このように状況を追いかけてみると、どうやら、イランとサウジアラビアは、湾岸地域における覇権争いを、始めているということのようだ。そして、その具体的な現象が、イラクやイエメンなどで、表面化してきている、ということなのであろう。
そういえばアルカイダ系テロリストは今やイラクで、シーア派との抗争が主軸になってしまっている、とも聞いた。その背後にサウジがいるとしたら・・・
イラン攻撃で、中東大乱の引き金を引くとしたらイスラエルだろう、といわれてきたが、サウジ−イランの抗争が悪化するようなことがあったら、アメリカはイスラエルはどう動くのだろう。