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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「私は蹴りを腕でブロックしたのに…」(シャオリン)、「腕を蹴ってダメージ蓄積させたんすけど…」(青木)。実際の判定基準は?

大きな事件がないうちに、小さいテーマを片付けておこうかね。
タイトルの通りの言い合いが、前回のDREAM-10の後に発生した。
http://www.dreamofficial.com/free/news/detail.php?id=1248087465
シャオリンの言い分】

──試合を振り返ってみていかがですか?
シャオリン 自分はすごくいい試合をしたと思っています。自分は練習でムエタイをやってきたのですが、ムエタイではキックをヒジで受けるというのを習ってきており、試合でもきちんと相手のキックをブロックしてきたのに、それでポイントが取られるというのがよくわかりません


青木真也の言い分】

正直、それを聞いて凍りましたね。「こっちは腕を蹴ってるんですけど」みたいな。そういう声に関しては不満じゃなくて優越感がありますね。(略)「何を言ってるんだ?」みたいな。そういう知識の無さを堂々とコメントすることで、また格闘技が誤解されると思うんですよ。(略)ボクはちゃんとした格闘技の見方を広めたいんですね

kamipro Special 2009 AUGUST (エンターブレインムック)

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これ、どっちの意見にも一理あると思う。だから「どっちが『正しいか』」というよりは「どっちに『決めているか』」じゃないかと思うんだが。
実際の話として、各団体はAがキックやパンチを放ち、Bがブロックしている時、まあBのポイントってえことはないだろうが、「Bの腕に、ダメージを与えている」というポイントを取っているのだろうか。腕を意図的に狙っている蹴りと、顔面を蹴らんとして腕に阻まれたキックを見分けて、分類しているのだろうか。
そういえば「パンチは自分のおでこで受けてたんでどうってことない。かえって相手の拳にダメージを与えた」的なコメントもけっこう多いよね。小見川道大が「パンチは額で受けてガードした」とよく言っているような気がするし、確かにそうも見えなくはないが。
こーゆーばあいは。


金原弘光って以前、個人的には「えっ、あの展開で判定に文句あるんすか?」と感じるようなボヤキを連発し、わざとそういうキャラクターを打ち出しているのかなーと思ったりしたが、ムエタイに一時期傾倒した金原は、この「ガードに蹴りを当てて腕にダメージを与えたぜ!」というのを、選手の中でも飛びぬけて意識していて、自らの内なるジャッジではそれを加算していたみたいだ。

でも、逆に言うとそれほど金原がぼやいていたということは、「ガードの上からダメージ与えた」論はやっぱり今の判定基準では少数派に属するのでしょうか。
実際にジャッジをやっている人とかは、「今現在」はどうしているのかな。
まあ疑問を投げっぱなしジャーマンにしておくだけですけど。


金原が判定に不満だったのは、この試合とかだっけかな?ちょとうろおぼえ