http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090725#p2
の続報です。
柔道漫画「からん」で、1年生の主人公が、立ち技じゃまだ全然かなわない、3年生の大先輩に対して「寝技なら勝てます」と喧嘩を売り、ストーリーとしては大盛り上がりとなっていたことは、前のエントリで述べましたね。
ではその寝技対決、どうなったでしょう。昨日やっと読みました。
ちょっとちょっと、ふつうにオモプラッタなんですけど。
(下のコマ、)ラバーガードっぽいんですけど。JIU-JITSUですかあんた。
で、先輩はえらそうな言い方ですけど、自分の知らない寝技を主人公が身に着けていることを認めたというわけ。
っていっても、たとえばオモプラッタというのはセンセイ・カシワザキも著書に記しているというし、というか私も偶然開発して、「足脇固め」と命名していたという話も以前書いたとおり。この物語で、主人公がブラジリアン柔術を習っているという話はまだ出ていないはずで(読んでない回もあるのでわからない)、この技術が物語上、柔術由来か柔道由来からちょっと分からない。
ただ、作劇的には「先輩も知らないような技術体系での不意打ちなので、本来体力でも経験でも上回る先輩が翻弄された」のほうがつじつまは合うので、たぶん柔術系の何かを知っているのだろう。
というか
「なんで知っているのよ?」と驚くのは劇中のヒロインというより、作者の木村紺のほうにだ。
まあ担当編集とあわせて、綿密な取材力があるってことだろうけど、いやはや感服いたしました。