http://tv.goo.ne.jp/contents/program/008/0031/20090603_0010/index.html
6/3(水) 00:10 〜 00:40
NHK総合 [1]
ドキュメンタリー > 歴史・紀行
ステレオ文字放送カルタゴの武将ハンニバルの秘策・多勢ローマ軍を驚がくの包囲作戦
名将の采配(新番組)◇歴史上の名将たちが戦場で発揮した戦略を分析。プレーヤーとなったゲストが名将に成り代わってジオラマ上の軍を動かし、その采配(さいはい)をアナウンサーが実況するとともに、戦史に詳しい阪南大教授の来村多加史氏が解説する。1回目は、カルタゴが古代ローマと地中海一帯の覇権を争ったポエニ戦争で活躍した名将、ハンニバル。第2次ポエニ戦争のカンネーの戦いでは、ハンニバル率いるカルタゴ軍がアルプスを越えてローマに攻め入り、勝利を収めた。7万6千のローマ軍に対し、ハンニバルは5万の兵力でローマ軍を打ちのめした。少ない兵力にもかかわらず相手を包囲して勝利を導いた戦術を明らかにする。
そのとき歴史が動いたよ、系のお話ならまだいい。
問題は、これを詳しく、丁寧にやる志があるなら、それは必然的に「軍事学」の領域に入る。わたしは個人的には軍事学の意義を大いに認めるし、広く教養としてみなが接し、学ぶことはよきことだと思うけど、軍事学を軍事学として教えると、いまのNHKというか、常識中庸良識良心、という文脈からいうと怒られるようなものの見方をすることになってしまう部分というのが出てきちゃう可能性が大なのね。
実際、予告編ではへんな模型をジオラマに配置して、包囲殲滅戦術を解説する気が満々ぽいし。
(ゲストが森永卓郎なのにはいやな予感がするが)。
まあ、そういう点で「軍事・戦争における戦術」を、どうドライに、NHKの中で描いていくかはちょっと注目。
もちろんハシにもボーにもかからないダメ番組の可能性もそりゃ高い。