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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

高坂正堯の文章が、産経新聞に再録された+「高坂箴言集」のこころみ

産経新聞には「昭和正論座」という、いまは歴史となったあれやこれやのトピックを、当時の執筆者の新聞寄稿文の再録で振り返るというコーナーがある。高坂正堯が登場した。

http://sankei.jp.msn.com/world/america/090510/amr0905100831003-n1.htm
以前、提唱というか希望したのが、高坂正堯の文章から固有名詞などを抽象化し、ひとつの箴言とするという試み。
ひとつの文章があるのだから、試みにやってみよう。

「現状の固定は平和の基礎である。昔から、現状の承認なしに平和はなかった」


「相手の怒りそうなことは書かないという姿勢故に、相手の自由の欠如は、ほとんど報道されず、批判しても怒らない「寛容」な国や集団については、いくらでも批判するのは、結局は非寛容な人々の圧力に屈しているわけである。 一体、それで腹が立たないのであろうか。もしそうなら、彼らは自由の精神を真実には持っていないということであろう」


「現実の平和というレベルでは現状を承認したが、より高次の正義というレベルでは、決して現状を承認してはいない。それは自由の精神に生きる以上、当然のことであろう」