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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「キクシャン」。・・・ついでに田淵幸一について

まず、未成年のゆとり世代に聞くが
タブラン
という言葉をご存知だろうか?知るまいて。
この前、文庫やDVDにもなったのだが

がんばれ!!タブチくん!! トリプルヘッダーBOX(3枚組) [DVD]

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が出どころ。
http://shigo.com/view.cgi?2219

タブラン(たぶらん)
意味 「田渕選手のランニングホームラン」で「あり得ないこと」
使用例 お前があの子と結婚だなんて、それはタブランだよ


http://wiki.livedoor.jp/base_dic/d/%A5%BF%A5%D6%A5%E9%A5%F3

タブラン


ありえないこと。
タブチのランニングホームランから。


いしいひさいちの原典では、辞書に載せるかどうか編纂者側が検討していると聞いて大変に立腹、絶対にランニングホームランしてやるよ!と試合に臨んだが・・・と続く。今は手元にないが、いま読んでもおそらく抱腹絶倒だろう。

で、
「キクシャン」とは何か。

http://d.hatena.ne.jp/lutalivre/20090503#1241328822

(※戦極の國保広報が)菊田に関してはシャンジ戦を提案したとのこと。

「試合後、菊田選手には“シャンジとどう?”と言いました。また今度話しましょうということになりました」と國保取締役。実現すれば、柔術世界王者と寝技世界一決定トーナメント『ADCC』覇者の対決となる。


菊田の回答は遠まわしの拒否だと思うが・・・。83kgでやりたいと言っていたし。

菊田早苗vsシャンジ・ヒベイロ
提案するほうもするほうだ。
そりゃまあ、チームメイトがやられた!→そのチームの重鎮が満を持して登場!!
で盛り上がった例、菊田も眼前でみた、近藤有己vs郷野聡寛題一戦や、高橋義生(当時)vsジョシュ・バーネットのように盛り上がるものさ。それを狙うのは目の付け所はいい。


だが、実現すると思いますか? あの菊田早苗がオファーを受けると思いますか?

で、
「キクシャン」(ありえないこと)。

新造語ね。



とはいえ、一応補足しておくと、リンク先にもあるように多少の体重差があり、断ってもおかしかない、といえばおかしかない。
このへんはみんな微妙でして、というのは菊田は一応83kgや85kgに落とすことあるけど、「減量はきつい、つらい」とよく愚痴をこぼしているので、「その階級としてはちょっと大き目」みたいなのだ。そしてほぼ同じように「落とせることは落とせるけど相当きつい」、ようはあだいたい同じくらい?なのが山宮恵一郎で、その山宮がこの前シャンジ戦を闘ったことや、同じように多少の体重差がある吉田秀彦vs菊田早苗がこの前行われたことがある。
シャンジ・ヒベイロはこの前の試合、92.3kg。



もちろん、わたくしのようなシロウトの予想をひっくり返して、菊田vsシャンジが実現したら、ごめんなさい。
実現したら、
菊田は私の予想以上に男気あふれる仲間思いなのかもしれないし、
戦極のあれは私の予想以上に武闘派なのかもしれない。まだ東京湾の水は冷たそうだし。


田淵幸一という人。

わたしはこの「タブラン」執筆に際し、この用語が載っているものとして当然ウィキペディアもみたのだが
ウィキペディアの「田淵幸一」


へえ、こんな人だったのかと驚くばかりでした。
考えてみたらほとんど現役時代のプレーを見ていないのですよ(正確に言うと、見たんだろうけど記憶に残っていない)。すべてのタブチ情報はいしいひさいち経由で、ちょっと彼が「大虎」に顔を出したときには水島新司経由の情報(笑)。

【野球、技術】
江夏豊とのコンビは「黄金バッテリー」と呼ばれた
・入団当時「もやし」「キリン」のあだ名を持つほどやせていた
・同一カード7打数連続本塁打
・2003年の阪神の優勝には打撃指導の面から大きな貢献を与える
・「うねり打法」と称した打撃理論で濱中おさむ関本健太郎(※二人ともしらん)などを育成
・現役時代は三振は少なくシーズン100三振以上を記録したことは一度もない
・公式戦犠打0
・特筆すべき点は、本塁打一本を打つのに要する打数の少なさ(12.41打席につき1本)である。通算300本塁打以上を記録した31選手中(2007年末現在)、田淵の記録は王貞治に次ぐ



人間性
・会社を経営していた裕福な家庭で生まれ育った
阪神が田淵を1位指名した。東京で生まれ育ち、学校も全て東京の田淵にとっては、兵庫県西宮市を本拠地とする関西の球団はイメージすら浮かばないという心境で悩んだ。
・星野が健康上の理由から監督を勇退した際には、「俺は監督と一蓮托生」と自身も退団
長嶋茂雄の六大学記録に迫っていた時、ランニングホームラン(※リアルタブラン!)で達成しそうになり「失礼だ」という理由で三塁で止まった
江夏豊「ブチほど純粋で裏表のない人間はいない」
江本孟紀『「当たると痛い」といってインコースギリギリに投げて打者を威嚇するようなサインは絶対に出さなかった』
・サイン盗みを卑怯な手と思って絶対に使わず、正々堂々と勝負することを常としていた
・自身をネタにされているにも関わらず田淵自身「がんばれ!タブチくん」の大ファンで、いつも読んでは大笑い
・劇場アニメ化された際に江夏と二人で観に行き「自分をモデルにした映画だと言うから見に来てみたら、お客さんが全然入っていないじゃないか!」と内容ではなく客入りの少なさを怒った。江夏は「ま、昼間やから仕方ないやろ。夜やったら満席やで」と慰めた


不思議な人だが、特に上の打者としての実績はまるで知らなかった。赤穂浪士をみて「吉良はなんて悪い奴じゃ」とか憤るおじいさんを笑えないなぁ。本当に、フィクションの力は強い。