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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

政権交代のアメリカの風景−−休刊目前の諸君!から

あと数日で、諸君!最終号が発売。その前に、名物コラム「紳士と淑女」を紹介引用しよう。

小沢には政敵・自民党に学ぶ度量があるのか
諸君!2009年5月号「紳士と淑女」


 ジョージ・W・ブッシュ大統領の任期があと二週間になった日のこと、ブッシュは次期大統領と存命している元大統領の計四人を、ホワイトハウスの昼食会に招いた。健在の過・現・未大統領が一堂に会するのは二十七年ぶりのことだったという。

 他の客より三十分早くバラク・オバマが来て、ブッシュと二人だけで話した。核ボタンの押し方かトイレの場所を教えたのだろう。

 残りの客が到着し、五人は大統領執務室の執務机の前に並んで立ってカメラにおさまった。かつてトルーマンが「The buck stops here.(俺が最終責任者だ)」という標語を置いた机だ。左からジョージ・H・ブッシュ、オバマジョージ・W・ブッシュビル・クリントンジミー・カーターの順に並んだ。

「次期大統領が幸運に恵まれるよう、この国もそうであるよう、われわれは願う」と、去るブッシュが言った。「過去の大統領の失敗から何を学ぶか」と記者の一人が問うと、オバマは「いや、私は彼らの成功から学ぶ」と答えた。

 お互い、激しく批判し合った仲である。カーターはブッシュを「史上最悪」と罵ったことがある。クリントンは妻ヒラリーと指名を争ったオバマを、何度も激しく攻撃した。だが、すべては赦し合える過去になった。撮影が済んで一同は別室に移り、一時間以上かけて昼食をとった。

 アメリカならではの偽善だと言ってしまえばそれまでである。だが日本で、首相が交替した後に同じようなことがあるだろうか。
(後略)

ここから展開させたいことがあるのだが、例によって公武堂TVのせいで月曜夜は時間がとれず。