INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

日沖幻想復活…”フェザー32人GP”の本当の決勝は「山本KIDvs日沖発」?

最初に戦極のポスターで日沖がどーんと中心にいるのを見た時は、「いや、たしかに実績は彼が一番だろうけどさ、でもいいんですか?」とか思ってしまいましたがねえ。プラス、入場式に出てきたときのメガネをかけた様子が、あまりに普通すぎて。
どれぐらい普通かといったら、キングモー勝利後になぜかリングに上がった「アキヒロさん」よりも普通っぽかった(笑)

ところがゴングが鳴るや、たちまちのうちに一匹の鬼に!!(なぜか梶原調)
修斗の子の異名どおり、打倒極すべてにおいて圧倒。どれかではなく、すべてで圧倒したというのがあらためてすごいすごいだ。


修斗の子」というのはその前に柔道やレスリングをやったとかの前歴がなく、すべての技術が修斗じこみだという点と、プロ化が始まったまさにその年に生まれたから、という意味らしいがまさに面目を施した。
もともと修斗は軽量級の分野で「層の厚さも、アマからクラスAにいたる選抜課程も、他と比べて充実しすぎている。レベルが三つも四つも、中・軽量級では違う」という幻想があった。
まあ作ったのは2002年の伊藤崇文vs三島☆ド根性ノ助だけどな(俺的に)

一般的なに言えば、過去はともかくもはやそういうもんではないことは事実だけれども、それでもそういうイメージを持たせるのが”幻想”。
ならば日沖の今回の「技術披露パフォーマンス」(もはや試合を超えている)は大成功だった。


実際、いま、格闘マニアに、DREAM第二Rから出る山本KID徳郁日沖発の写真を並べて「この二人が戦ったらどちらが勝つと思いますか?」と聞いてみたらどうなるか(KIDは本来、もう一階級下で戦えるのは気の毒だけれども)。
まあ両者とも、今後勝ち抜けるかどうかの保証がそもそもない、過酷なトーナメントであるが「神の子vs修斗の子、もし戦わば?」的な煽りをメディアもしてほしいよ。

公武堂TV(名古屋発の放送)にメールした

「来週月曜の放送は日沖発マンセー特番に」と。朝鮮中央放送なみの絶賛放送で。

その他はおいおい書いていきたいが、あとひとつ。

小見川道大が俺に「くそったれ」といいやがった。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/live/2009/2009032001/2.html
「俺に」?


はい、俺、別に書きもしなかったけど、小見川、ふつうに負けるだろうなあと思っていました
なぜ書かなかったかというと、そう思った後、小見川の存在を一度も思い出さなかったからです。
入場式は見たはずなのにぜんぜん印象に残らず、煽りビデオが流れて「ああ、そういえば小見川出るんだっけ」と思い出した。
そしたら強かった。
すいません。

関係ないけど、昨日はマイクアピールでこの「負けると思ったやつクタバレ!」(エンセンオマージュ)「もっと強い相手とやらせてください!」(桜庭オマージュ)などがあって、エリオ追悼のゴングとともにMMAの歴史をふと振り返る日でした。
箸にも棒にも掛からない平凡でつまらんマイクも多数だ。
しゃべることない選手はしゃべらんでよろし。