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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

竹中平蔵vs金子勝(サンデープロジェクト)

たぶん動画がどこかで将来的には上がるだろう。
経済政策は論じがたいが、ディベートとしていうなら、やっぱりそのディベートで勝った負けたで政策の良否も判断するしかない。ディベートでは負けたが、政策はこっちが正しいという場合は、そりゃあるんだろうが、とりあえず判断基準はそこの部分が大きいことは、本人が一番認めているだろう。

実はその前に書いておきたかったが、竹中氏はTVではなく、昨年は中央公論山口二郎氏と対談している。
こっちのほうが(相手が)まだましで、実り多い対話だったようだが、ここで竹中氏は「同一労働同一賃金」を推進しようとしている立場を明らかにしていた。
同一労働同一賃金」といえば格差是正の、左派・社民政策のように思いがちだがなるほど確かに竹中路線の先にそれがあってもおかしくない。つまりどういうことかというと・・・「はてなキーワード」に追加した。




【追記】この竹中vs山口対談、コピーしたはずだがみつからん(例によって)…とおもってたら、ありがたいことに山口二郎サイトに全文収録だ。

読んでビックリ、竹中氏が「同一労働同一賃金」に賛成!?

http://www.yamaguchijiro.com/?eid=694

竹中 私は逆に労働市場こそ最も改革が必要な分野だろうと認識しているのです。原則論としては山口先生のおっしゃるように、労働はモノやカネのように売り買いしてはいけないものだと私も思っています。同時に働く時間や働き方などを選びたいという、労働の多様化ニーズが非常に高まってきたわけで、これに応える方策としてたとえば派遣労働のようなあり方も、それ自体は認めていいと思います。

 問題は、主として日本の労働法制の歪みに起因する正規雇用と非正規雇用の格差です。格差を解消するためには、正規・非正規を問わず「同一労働・同一賃金」にして、雇用保険や年金なども同じ条件にすればいい。オランダがやったことをそのまま真似するのです。安倍さんにも進言したのですが、折悪しく「ホワイトカラーエグゼンプション」が騒がれる事態となり、労働分野の改革は躓いてしまった。現状では部分的に自由化されたため、余計に歪みを生んでいる面もあります。改革を急がなければならない理由です。


この対談の全文は、今回のサンデープロジェクトでフラストレーションがたまったアンチ竹中の人が読むといいかも(笑)。少なくともこっちのほうが建設的議論ではある