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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

テナガザルの悲しき声に…文化を輸入するということ(久々に「ダーウィンが来た!」紹介)

http://www.nhk.or.jp/darwin/program/index.html

1月11日(日)総合テレビ/地上デジタル 夜7時30分〜夜7時59分の放送です。

第131回「歌え!テナガザル家族」


インドネシアの密林に美しい歌声で歌うサルがいます。サル界随一の歌唱力の持ち主テナガザルです。大きな歌声を数キロ四方に響き渡らせ、夫婦一緒に30分以上もデュエットすることがあります。そして、なわばりを守るために家族対抗で歌合戦まで繰り広げます。テナガザルにとって歌は、恋に喧嘩に子育てに、家族を支えていくために欠かせない存在です。歌こそ命、テナガザルのある一家に完全密着し、親から子に受けつがれてきた歌声の秘密に迫ります。


http://www2.odn.ne.jp/kotowaza/sub08-1-2.htm
早発白帝城   李白
朝に辞す 白帝 彩雲の間
千里の江陵 一日にして還る
両岸の猿声 啼いて住まざるに
軽舟 已に過ぐ 万重の山


うそかまことか、高島俊男コラムで呼んだ記憶があるのだが(うろ覚え)、今回のダーウィンが来た!の猿と類似なのかどうか、確かに李白白帝城を発つときに聞いたであろう現地のお猿さんの鳴き声は、物悲しく寂しく聞こえ、詩情を描きたてられるものらしい。


だが、日本にこれらの漢詩が入ってきますと、同国の詩の中の小道具としては「猿の声=ものがなしい」と確立されてはいるものの、日本の猿とはそもそも種類が違うから鳴き声も違う(笑)ウッキー。

だが、あのころの漢詩文学オタクの情熱は相当のもので、気合を入れて漢詩風に詩情、感覚を磨いていくうちに、種類が違う日本のおさるさんの鳴き声も、物悲しく聞こえるようになってしまったというね(笑)。それが俳句や短歌にも伝わったとか。


猿を聞人捨子に秋の風いかに
http://www.ese.yamanashi.ac.jp/~itoyo/basho/nozarasi/nozara03.htm


いや笑うわけじゃない。
なんというか文化を輸入するという試みは、こういうこともあるんだなあという感心というか。
例えば日本の現在の漫画を輸入する海外の愛好家、オンラインゲームなどを通じた海外の交流にもありそうだし、武道が伝わる時にも同じようなことがあるような気がする。