これまで書けなかった、この話を。
戦前の悲観的予想では、勢いにのるサンチアゴが三崎を一方的に攻め込んで早い時期にKOするか、まったく一方的な判定勝ちになると思っていた。それがその予想に反し、三崎がうまく打撃戦で先手先手を取り、要所ではポジショニングでも優位に立った。
考えてみれば三崎は、判定で勝ちをもぎ取る試合を以前からやってきたのだ。
そして、このままうまくいきそうだ…と考え始めた矢先、サンチャゴが寝技に持ち込む。
この時も楽観的に考えてたんですよ、「ああ、これでうまく防御して時間を空転させれば、まあ差はあまり大きくないけど三崎の勝利だろう。サンチアゴは最後にゲームプランを組み立て間違えたね」と。
ところがそこから、文句の付けようの無い裸締め。
結果にがっかりはしたが、試合をトータルでみたら、素晴らしいのひと言だった。
サンチアゴは、個性があるように見えてもう一味ほしい気もするんだが(くしくも三崎に対しても、同じような感覚を持っていた)、それでもこのような試合を続けていれば人気が出るだろう。
OMASUKIFIGHTで、「ゲガール・ムサシとジョルジュ・サンチアゴの王者対決があったら?」という一文があったけど、さらにDREAM色・戦極色が深まったら、さらにそこから実現したら面白かろう。(DRREAMベスト4のだれとやっても面白いと思うけど)契約が切れた後、このへんの外国人で、多少の「入れ替え」が、なんらかの形でスムーズに友好的にできたらいいのだが。