おうい雲よ 山村暮鳥
おうい雲よ
ゆうゆうと
馬鹿にのんきさうぢやないか
どこまでゆくんだ
ずつと磐城平(いはきだひら)の方までゆくんか
これに意味は無い。
さて、ミランカのネットトークショー「博士も知らないニッポンのウラ」が惜しまれつつ最終回。自分は何度も書いたように、家のPCでは直接見られないため、まだ未読の回がけっこうある。
この前見たのはこの回だ。
http://blog.livedoor.jp/s_hakase/archives/50707275.html
この番組では、以前にも、環境問題を取り上げている。
ペットボトルのリサイクルについて、
当時は、たかじんさんの番組にしか出ていなかった、
武田邦彦教授に出演を願い、問題提起し、論議を呼んだ。
(略)
個人的には、この議論に火をつけたことに意味があった。
http://miranca.com/entry/article6
正直に申しますと、私はかなり今んところ、「人為的温暖化懐疑論」に対してそれなりの説得力を感じているのです。少なくとも「・・・という説もある」ということを一般の人が知ることはいいことだと思っている。子供も、教科書で知っておいていいと思う。これは進化論とID(インテリジェント・デザイン)論を両論併記しろ、というのとは次元が違うレベルだと思っている。
もちろん政策で言えば「火事が起こる可能性と起きない可能性を比べ、起きた時のための保険に入る」というレベルで今のところCO2対策をしていっていとは思うんだが。
で、その前置きは置いておいて、あと「むしろ地球は寒冷化する」という丸山説はそれで楽しかったがこれも置いといて、タイトルのところでエーッとなっちゃったわけ。
「雲がなんでできるんですか?」というような話でですね、ぼくは子どもの頃は(笑)理系少年の素養も多少あったので、子供向け啓蒙書は学研まんがを含め、たんと読んでたんだけれども、雲と宇宙線の関係について述べてあった本は一つも無かったと記憶している。
宇宙線が地球に及ぼす影響といったら、ガバドンの絵を巨大化・実物化・凶暴化させるとかそういうぐらいしか(笑)。
してみるとつい最近の新説なんだろうか。
きみは知ってた?宇宙線と雲が関係してるって説を。
そしてこれは
「宇宙線が多く降り注ぐ時代は雲がたくさんできる。
雲が多いと光がさえぎられて、地球は寒くなる。
その逆に、宇宙線が少ない時は雲が少なく、温暖化する。
ゆえに人間の排出するCO2と最近の温暖化は因果関係無し」
と、やや生臭い政策論につながっていくんですが。丸山氏の言ったことによると(ここ、うろ覚え)、最近は太陽の黒点活動が活発(不活発だったかな)なため、それが宇宙線を「吹き飛ばす」ような感じになっている(すまん、ここは確実に適当だ)。だから雲が少なく、太陽の光が多くなり温暖化している…とつづく。
ふむう。
んで、ここのブログの科学スーパーバイザーを務める某氏に、この前の格闘技忘年会の雑談で聞いたら
「まあ、今の段階では”トンデモ認定”しておくべき話でしょうね」
(※「説自体はトンデモ学説じゃないでが、一次情報に触れていない人が、今の時点で、宇宙線説を喧伝してたらトンデモ」というのが彼の見方だそう。コメント欄参照)
「あ、そーなの」
「ただ、今それを世界規模で検証中なんです。正しい可能性も少しはある。正しいかどうか、もうすぐ分かると思います」
(大意)
ということだったです。
そういえば昔ね、福島正実監修のSF本って、あらゆる方面から人類滅亡の可能性を煽り、子供を恐怖のどんぞこに叩き落していたが、そこでいまだに印象に残っているのが
「太陽の活動が、別に理由もなく数%程度落ちただけでor上がっただけで、地球の気温はXX度変動する。それほど微妙なものなのだ」っていう説明。
そうなんだよなあ。太陽だって毎回毎回3割4分は打てなかろう。
「フォームはおかしく無いが、なんか調子が出ないなー」というスランプや、意味もなく連日の猛打賞ってことだってあるだろうに。
最近は、過去の気候状況を科学の進歩で調べやすくなって、それと歴史を照らし合わせて「この時代は気温が今よりXX度低かった。それがこの時代の食糧生産を下げてXXの大飢饉を起こし、XX革命につながった・・・」とか論じるのもはやっているね。