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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

”脇役”が一斉に輝いた12.07大会。パンクラスが負け役でもまあいいか(笑)

試合の詳細、勝敗はここに任す
http://d.hatena.ne.jp/lutalivre/20081207

久々に会場で観戦することができた格闘技大会。じつは小生、この券を買ったのが二週間以上前なのだが、その時点でぴあは一番安い席が8000円しかなかった。小会場とはいえ、今回の大会は人気があったようで、実際満員だった。

だが、なんか某食通漫画の敵役のように


「この海原雄山に8000円もの金を払わせるからには、
それに見合うものを出す自信があるんだろうなっ!」


というような厳しい視点で見ましたですよ。だが、結論としては近い距離で音の迫力もあったゆえか、それなりに満足しました。
それは、多く番狂わせや意外な光景が多かったこともあるかもしれない。
ちなみに会場では人気ゆえに急遽手書き発売のチケットも売られ、そのせいで当日だか直前だか、ぎりぎりで買った人のほうが安い券を買えたようだ(笑)


それはともかく。
第一試合のチームZSTの登場試合、残念ながらZST勢はルール的な慣れもあるのかパンクラスのリングではまだあまり活躍できてない。今回も敗北、だがおもしろかった。


また、どういうつてで初来日したのかまったくわからんブルガリア人巨漢レスラーがそのナチュラルパワーで河野真幸を粉砕した試合も、「外人さんよ、あんた何者なんだ」という興味をふくめて楽しかった。


だが、それ以上に感動的だったのはアップセットの2試合。


ひとつは花澤大介13vs戦極育成選手マキシモ・ブランコ
ひとつは井上学vs川原誠也。


いっちゃあ悪いんだが、その見た目からして、どっちが強そうかってのは100人が100人後者のマキシモや川原に投票するわ。
いや、実際に動きを見ても、なんつうか結果とは別に、トータルというか本来的にはやっぱり後者が”強い”と思う。
そのパウンドやパンチの威力、動きのはやさ、ばね。これまでの勝利の試合内容。


だが、結論として花澤は肩固めで、井上は裸締めでみごとに一本勝利した。
より正確に言うと花澤は本当にワンチャンスを、井上は失敗を恐れず果敢にトライした組み付き、テイクダウンで寝技に持ち込んでの勝利。
「井上が強いんじゃない、ウィガンスタイルが強いんだ」と、井上学が所属するスネークピットジャパンのビル・ロビンソン翁が言ってましたよ。


いやうそだが(笑)、ロビンソン先生は実際に会場にきていて、井上が勝利すると杖をつきながらすっくと立ち上がり、まさに一幅の名画のようでした。


パンクラスは試合前のコールでパンクラス内での戦績を読み上げる。
井上学も花澤大介も、たしかこの試合の前は勝ち数と負け数が並んでいたはずだ。
勝ったり負けたり、ギャラが少なかったり。いや、最後は余計だった。
しかしそれでも、腐らずやっていけば、その選手にとっての「星の時間」が輝く。井上の場合タイトルまでついてきた。


スター候補として大プッシュされ、自身も才能や運を発揮し成功の寸前までいった男が、目の前に見えた負けの不安に打ち勝てず、そこから”逃げた”光景が一日前にあった。

だからこそ逆に、このアップセットの二試合は印象に残った。


「世田谷区深沢 パスタのおいしい店Carinoからの刺客」・斎藤裕俊の試合は?

ぶんぶんぶん回す強打のパンチを主武器に、試合を優位にすすめていったものの、時間切れ寸前に、さすが相手もノヴァウニオンの名を名乗る選手、キャッチをとられて惜しいドロー。
ただね、試合前とか試合中にうおーとかがおーとか叫んだり、また笑顔もふくめ表情が豊かで、なんというか”陽性”のファイトをしてくれて、じつに面白かった。逆に相手の赤井太志朗が、なんか鉄仮面のように硬い表情を崩さず、終始冷静(何度も斉藤のパンチを浴びてるのに)なのも好対照だった。

そして。
表題なのだが、入場時とコール時、タオルを掲げておりまして、それが「CARINO」だったわけだ。
で思い出した。「あっ、そういえばネオブラで店の宣伝していた選手がいたなあ」と。
そのスケールのあまりに小さいスポンサー宣伝活動が逆に印象にのこり、パスタうんぬんまで思い出したというわけだ(笑)

くわしい店の情報と、前回の斉藤選手の涙ぐましい宣伝活動は以下に記されている。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080829

店名 carino (カリーノ)

ジャンル  パスタ、イタリアン

TEL 0066-967-235899 (予約専用番号、通話料無料) 03-3702-5757 (お問合せ専用番号)

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住所 東京都世田谷区深沢5-3-13 DO.PRISM  DUEX PRISM 1F

交通手段 駒沢大学駅等々力駅より徒歩15分

営業時間 ランチ 11:30〜14:00  ディナー 17:00〜21:00    水曜定休

パンクラス勢、タイトル戦三連敗を含め悲喜こもごも。

なのだが後日。

とあるお客さんが、ひどいこと言ってた

試合にでていない選手の話ですけどね。これも後日