後日買うためのメモ代わりだ。
http://blog.livedoor.jp/s_hakase/archives/50683876.html

テレビの笑いをすべて記憶にとどめたい 笑TV爆笑シーン採録2006~2008
- 作者: 松田健次
- 出版社/メーカー: 白夜書房
- 発売日: 2008/09/13
- メディア: 単行本
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著者は高田文夫事務所の放送作家で、
日刊スポーツのWEBサイトでの連載を加筆したもの。
(略)
そして、この本は、テレビの笑いの定点観測の記録本。このジャンルの金字塔は、ナンシー関の一連の著作があり、
誰もが、この追随者とされてしまう。しかし、松田さんは、
テレビのバラエティだけを見るという、
偏ってはいるが、膨大な(5500本のお笑い番組!)視聴時間を通し、
絶妙な抽出力で、
旋風のように過ぎ去る、"笑い"を定点観測している。
(略)
現在のテレビにおける笑いの、
景観を見渡せる高みに達している。読者の誰しもが、テレビの笑いに関して、
「こういうアプローチがあるのか」と思わされるだろう。
この本が気になるのはわけがあって、自分もこれをやりたいと思いつつできなかったという記憶があるからだ。
一番、時間があった学生時代、最初はビデオというのは映画や落語、プロレス、格闘技を保存したり録画したりするのに使っていたが、そのうちに「実は映画やプロレスは、他の媒体で何度も実は見る事が出来る。残さなければならないのは日々のバラエティ・トーク番組であり、ニュースだ!」と気づき、けっこう偏ってはいたけれどもマメに収録していた時期があった。
それも最初は番組全体を録画し、面白いところは抜き出す形式で。
浅草キッドvs立川ボーイズがディベート形式で芸を披露した「どっちの師匠が日本のお笑いのボス?」つうのも探せば出てくるはず。
自慢は明石家さんまの離婚当日、笑っていいとも!の中でタモリとたっぷり”フリー漫才”した一篇。
ただ、ビデオテープに6時間で10本近くたまったけど、そのテープは結局いま、順調に劣化中だ(笑)。
そういう点では活字化ってのもやっぱり必要なのである。
ひところに比べればお笑いトークが活字化されることも、CSによってバラエティが再放送されることも増えてきたが、こういう本が「年鑑」として出てきて、このシリーズの「2009」「2010」が順調に出てきたらどんなに後世への遺産として貴重になるだろうか。
そういう点では、これがいい売り上げをもたらすことを期待したいのである。
ので、皆さん、買ってください。
あと、著者と一種の”同志”であるとしか思えない「てれびのスキマ」氏(id:LittleBoy)に一冊贈呈でもできれば、いろいろ発展、化学反応があると思うのだが。