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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「弁護士のくず」で、血液型で人事を決める会社は差別か?がテーマ。一方「タトゥーがあると差別、就職の制約がある」と日刊ゲンダイ

ビッグコミックなんだったかな、度忘れした・・・に連載中の「弁護士のくず」で、いま、ワンマン社長が血液型性格診断の信者で、そのために採用や人事が左右されるという話をやっている。
漫画的に波乱万丈にするために、それをやっている人が100%悪く、その被害者がまったく善良だ・・・という展開にはならない感じだが、ただ大本の部分では、会社側の顧問弁護士が「こんな主張じゃ絶対に勝てない!」と怒り出すんだよな。
たぶん、当たり前だがそれを言ったら負けるのだろう。
社長は「科学信者は迷信だ迷信だというが、俺の経験上も正しいんだ」とか胸をはるけど、そんなリクツはたぶん通じないだろうな。


ところで。
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1182998.html
のテーマで、その元ネタ記事
http://news.www.infoseek.co.jp/society/story/14gendainet05018907/

タトゥーを消したがる女たち (ゲンダイネット)

 若気のいたりで腕や胸にタトゥー(刺青)を入れ、後悔して除去手術を受ける――。こんな人が増えている。一説ではタトゥーを入れた人の10人に1人が消したがっているとか。

(略)
「日本では体にタトゥーがあると差別や就職などで制約を受けることがあります。タトゥーを入れたことを後悔しているのなら、一日も早く除去した方がいいでしょう。医師側もなるべく効率的な方法を取りますが、状態によって時間と費用がかかるケースがあります」(水谷氏)

 ファッション感覚なのか、タトゥーははやっているが、後悔先に立たず、である。

日刊ゲンダイ2008年10月11日掲載)

日刊ゲンダイ、ほんとに反権力をうたうタブロイド紙か?
「刺青、タトゥーで差別や就職に制約が出る社会はけしからん!」と、そっち方向に憤らなくていいのか?ええのんか?
いちおう、他者危害原則に立てば、刺青は人に害を(それ自体が)与えるものじゃないはずだが。
・・・というネタは、以前書いたこれの焼き直しだが。


■[時事][法哲学][ブログ]疑問「刺青を理由にプールやサウナ入店を禁じるのは差別か?」
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080207#p4


ただ、今回の「弁護士のくず」「痛いニュース」を読んで、結局解決しなかった上の疑問をあらためて思い出したしだい。

実際、「タトゥーを理由に就職試験を落ちたのは差別だ!!」というのを
くず弁護士のところに持ち込んだらどういう展開になりますかね。