キング・モー、杉浦貴、どちらも棄て試合の捨て要員かと思いきや、この二つが大化けするのだから驚きだった。
モーは、「練習仲間の生態を面白おかしく描写する」のが上手いという意外な才能を持っていた長南亮が、メールでインタビューした郷野に情報を伝え、それを解説席で郷野ガ面白おかしく披露する・・・という連係プレーを見せていた(笑)。
その練習ぶりは才能はあるものの、かなりのトンパチだということはよく分かる。
今回は身体能力やド派手な入場、わけわかんない発言などとは別に、とにかくデビュー戦での「ビビらなさ」ぶりにはまあ驚きだった。
鮮烈なデビューという点では、実況席でもソクジュになぞらえていたが、ソクジュがPRIDEで倒したノゲイラ弟、アローナといった選手と同様の実績が、今回倒したトラビス・ビューという選手にあるわけではない。
技術に関しても、まだまだ荒くて、今度の試合は完敗するかもしれない。
だが、あのバカな明るさも含めて、うまくファンにアピールし、またプロテクトではない選手と当てて、戦わせながら育てていけるか。
戦極四天王の「俺のマイクが一番イタイぜ! 底抜け大合戦」
あれ、ひどすぎますよ。とくに横田一則だ!!!!
インタビュー形式で、あるテーマについて聞かれて、「そっちは考えてなかった」とおざなりに述べて、「言いたいことを考えてきた」ってわざわざそっちを喋るなんてありかよ。
その内容も…すいません、そのマイクに至るやり取りだけで本当にイタすぎたので、いたたまれずに音声を消してしまったんだ。
他の人のアピールは聞いたが、一応内容的に、トーナメントを盛り上げる形になっていたのは北岡悟だけだった(「四人一緒にされるのが不愉快。次の大会では俺一人が突き抜けます!」)が、彼は口調と声の甲高さがなあ(笑)。
修斗やUFCがやっているとはいえ、そもそも試合後のインタビューって、会場を盛り上げるコンテンツとして適切だろうか。さすがにダメージを与え合う格闘技で、試合後はあまり気のきいたことは思い浮かばないんじゃないかな。
また、試合のない今回だって、横田のように練りこんだ内容を用意してもアナウンサーに主導権を握られてしまうとそれが不発になるかもしれない。
ああ、一番いいのは、事前にみなの発言を提出させ、検閲しておくことかな(笑)。少なくとも今回のS4に関してはそれをやるべし(笑)