【トンガ噴火お見舞】INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

戦極の解説で郷野は、現在の近藤有己をこう評した(vs佐々木有生)

今回の近藤有己は、結果が一本負けだっただけではなく、全局面にわたって佐々木有生に圧倒されていた。そしてその時、解説席には、近藤と二回に渡って戦い、彼を高く評価していた郷野聡寛が座っており、試合前と試合の間、さまざまに論評していた。
かれが語ったことは、常識的ともいえるかもしれないが、やはり示唆に富むので引用しよう。

試合前

■「正直、最近の近藤有己を見ていると、僕としてもずっと背中を追い続けた選手ですから、ちょっと僕としても納得のいかない結果と内容が多いので頑張ってほしい。けど、相手がうちの佐々木ですからね(笑)」


■「今の時点で、今日この二人が試合して、佐々木が負けるパターンがあまり思い浮かばない。だがかつての近藤は、何かある、予想できないことでやられるんじゃないかと思わせる選手なので。」


■「あのー、かつて不動心というのは、感じるままに闘うというのは、例えば体重差のある相手でもいつもどおりの自分の力を出せるという効果があった。だが年を取って体が若い頃みたいに動かなくなったとき、「何が足りなくて、どうすればいいのか」を突き詰めて考えていくことを放棄しているとも、受け取ることが出来る。
結局、そういうところを補う戦略を立てて、今の自分に出来るところ出来ないところを総合的に見て、大前提としてじゃあどうやって闘うのかそのためにどういう練習をするのか、そういうことを突き詰めて考えてしかるしかるべきだと思うんですけどね。だけど彼の発言を額面どおりに受け取るなら、そういうところが足りないんじゃないか。
佐々木は逆に、突き詰めて考え過ぎてしまうタイプなんですけどね。」

試合中と試合後。

■「(序盤、右にサークリングする佐々木を近藤が追う展開を見て)ただ漠然と追っているだけですね。この追い方ではなかなか詰めるのは難しい」


■「こういうシーンときによく言うんですけど『リングをカットする』という言い方があるでしょ、相手の逃げる方向をあらかじめふさぎ、そっちに行けなくする。逆に回ろうとしたらそっちを先回りしてふさぐ。カット・ザ・リングっていうんですけど。僕が2年前にゲガール・ムサシとPRIDEでやったとき、すぐにリングのコーナーに追い込まれたのはあいつがそれをうまく使ったからですよ。そういうのができるといいんですけどね」


■「こういう追いかけ方だと近づいても、距離を詰められても足を使うスピードを上げれば容易に、永遠に逃げられるんですよ」


■(1R終盤、四つから佐々木がテイクダウンすると)「四つの体勢は、佐々木が何年も前から研究してるんですよ。最近は力もついて、やり方も分かってきて、レスリング出身の福田力も倒されるし、あの体勢になれば十中八九倒せます」


■「(リングのカットなどの)技術や戦略が無い」


■「気になるのが年を追うたびにというか、見るたびにこう、体が緩くなっていくように見えるんですよ。こういうプロのアスリートはどれだけ練習してるか、練習の質が体に現れているんですよ。そういう根本的なところからちょっと問題があるんじゃないかなと。


■(隣の吉田秀彦が↑に苦笑したのを受け)「フォローさせてもらうと、ヘビー級はその限りではないんですけど(笑)」


もし近藤がこの後、もうひと花咲かせるとしたら、たしかに郷野が指摘したことを実践するしかないような気がする。
これまで「近藤の一番の課題はフィジカルである」
といい続けてきたKAKUTOUQUESTブログ( http://d.hatena.ne.jp/iippanashi/ )の主張がプロによっても裏付けられたということか。プラス、たしかにベタアシで直線的にすすんでいく近藤にはカットザリングの上達は即効性も有りそう。
まずは「はじめの一歩」を参考文献として読んでもらうところからかしら。