宮本大人氏が何か書くのだろうか、と思ったら昨日、エントリができていた。
http://d.hatena.ne.jp/hrhtm1970/20080907
ご紹介する。
大阪のこの施設、あまり具体的なイメージがわかない部分もあるのだけれど、「潜入取材」全体への批評にもなっているな。
いまテレビ朝日「やじうまワイド」で隠し撮りに批判的だったが、その後のスーパーモーニング・玉川徹の「納得できない!」への批判にもなってしまう部分が若干ある(笑)
ここに書いておくか。「ポピュリズム」の先行例としてのアメリカ(講談社新書「見えないアメリカ」より)
だれの文章だったか、ああ宮崎哲弥の論座「網棚倶楽部」だ。
「小泉純一郎も格差だなんだと批判されているようで、実はその後の東国原知事、橋下知事、キムタク演じる首相・・・すべてその後の政治ヒーローは”小泉純一郎モデル”なんだよ」といっていた。
その一番のエッセンスを煮詰めると「抵抗勢力」の設定だと思うが、実はアメリカを見るとそれがもっとも徹底しているという。
- 作者: 渡辺将人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/06/17
- メディア: 新書
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の帯は
「アメリカ人はみんなワシントンが嫌いだ!」
となっている。バラク・オバマ(上院一期のみ)、そして副大統領候補サラ・ペイリンも「ワシントンに染まっていない」が一番のPRだもの。ここの後半に、保守やリベラルに一部取り込まれつつも一線を画す「アメリカポピュリズム」について紹介している。
この部分が実に面白く、また橋下徹の知事としての行動様式の分析・予想にも役立つのでお勧め。
この言葉が出るたんびに思い出して、何度もここで繰り返している気がするが、高坂正堯氏の言葉を改めて紹介する。
「ポピュリズムは自分の『趣味』としてはまったく合わない。だが、これによってときどき『政治を洗う』ことが必要なのだ」
この「見えないアメリカ」に関しては、機会があればもっと詳しく紹介したい
ここにくるのは漫画好き多いだろうから再告知
本日深夜に前回の「BSマンガ夜話」が総合テレビで再放送されます。BS無い人も見るチャンス。
あと前回の三本は、個人的にはたいへん水準が高かったと思ってます。時間などはBSマンガ夜話公式サイトへ。
今メールでも友人から連絡もらいました
きょう深夜から、NHK総合テレビで「BSマンガ夜話」第34弾が3夜連続で再放送されます。
・8日(月)深夜2時30分−3時27分 山田芳裕作「へうげもの」
・9日(火)深夜1時45分−2時45分 雁屋哲原作・池上遼一作画「男組」
・10日(水)深夜1時45分−2時41分 羽海野チカ作「ハチミツクとクローバー」
また9日(火)深夜0時00分−0時40分、NHK−BS2「マンガノゲンバ」は原哲夫特集です。
絵師としてのこだわり、「男」を描く演出法などの話を聞く予定。