ここではおなじみ「中東TODAY」。
http://www.tkfd.or.jp/blog/sasaki/
・・・副大統領候補のジョー・バイデンという、フロリダ出身の下院議員がいる。その彼が最近、非常に微妙な発現をしている。
まず、最初の紹介するのは、彼が「イランの核を認めてもアメリカにとって、なんら損失も危険も発生しない」という内容の発言をしたことだ。これは、イスラエルにとっては、非常に微妙な内容であろう。確かにイランが核兵器を持つにいたったとしても、それはロシアや中国には向くことがあっても、アメリカには到達しまい。
(略)
・・・・イスラエルの盟友であるアメリカの、しかも次期大統領候補の補佐役が、アメリカにとって脅威ではないから、イランの核を認めるべきだ、という内容の発言をしたということは、現実的な冷静な判断であるとしても、イスラエルからすれば、裏切られ捨てられたような、感情を抱くだろう。
「イスラエルを敵に回すような発言をすると、ユダヤロビーが結束し大統領選挙を揺るがす」といわれ、いつも民主共和両党が媚を売り続けるのがツネだが、そんな風向きも変わったのだろうか。
あと、「北朝鮮の核も、欧州から見ればこんな感じなんだろうな」と思い知らされました。