http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20080829ddm002070133000c.html
・・・・米国の大学で学ぶ外国人学生の数は年々増え続け、博士号取得者は科学・エンジニア系だけでも05年に1万1500人を超えた。87年の倍だ。米国人の取得者数とあまり変わらない。そしてその6割以上が米国内で就職する。こうした残留率をさらに高くしよう、という論議がここ数年、盛んになってきた。
特にマイクロソフトなどハイテク企業は、大卒以上の外国人に対する就労許可を年8万5000人までとした規制がネックだとして、大幅拡充を求めている。多様な優れた頭脳を集めないと、技術革新の競争に勝てないというわけだ。実際、IT企業が集まるシリコンバレーは、人口の3分の1が外国出身である。
日本でも、卒業後に日本で就職した外国人留学生が昨年、初めて1万人を超えた。米国にははるかに及ばないが、5年で約3倍だ。安く便利に使ってやろう、ではいけない。彼らが持ち込む異文化や異なる発想を新しい力に変える柔らかさが試される。(経済部)
毎日新聞 2008年8月29日 東京朝刊
10年後の未来、を予測するのは難しいがかつてゆうきまさみ「機動警察パトレイバー」は中東系のレイバー技術者が日本の最新プロジェクトにかかわり、逆に「こういう技術はやっぱり日本人じゃないと」というふるい経営者の前にいろいろ苦労する・・・というミニエピソードがあった。
そういえばパンクラスネオブラ・ライト級優勝のマグダレノ選手も、日本で学び日本で働く”技術者(特殊技能者)”の一人ではあるな。
あと、これは自然なものなのか政策的なものかはしらないが、政策的な効果だったら素直にこの成果を評価し、行政、政治に拍手してもいいと思う