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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

嘘かまことか、格闘技やプロレスを「経費」で見られる?−趣味を仕事にする方法(※私も本当に出来るかは分からん)


8月も半ばをすぎ、もうすぐグラジエーター(岡山)やDEEP後楽園(8.17)が行われます。7月後半にDREAMがトーナメントを終えてから、日本の格闘技は半月以上偶然にも静かだった。
何を言いたいかというと生ニュースがネタ切れだということだ(笑)。

ただ、ネタが切れた時に書きたいこともちゃんと多々あるので、それを今お倉だししようと思います。


といっても書いてる本人が「えーウソだろー」と思っているので、ホントにこうなるのかどうか、どう修正すればいいのかご指摘下さい。

ことのおこりは「世紀のハンサムボーイ」…つっても通じないか(笑)、釣りキチ三平の作者矢口高雄が、実際の釣りキチたちとの交流を描いたエッセイ漫画からです。その中で、アユの友釣りの取り込みに「引き抜き」という画期的な方法を開発し、それを矢口らに伝授したという、四国の川で作者が出会った男が登場する。

この人は夏の間、川から川へ渡り歩き、友釣りをほんとうにひと夏中やっていて、矢口たちは心底羨ましく思っているのだが、「でも、そんなに釣りをするなんて、なんの仕事をしているのだろう?」ということで皆疑問に思っていた。
その種明かしが最後にあって、会社の社長さんだったんですね。「引き抜き」が得意の社長さんなので榊原某とかダナ某とかだったら面白いのだが、そっちの方向には進まず(笑)、都内に複数のチェーン店を持つ居酒屋の社長さんだった。
そして夏は「天然アユの塩焼き」が売りだったという(笑)。

「まさに趣味と実益を兼ねている、恐れ入りました・・・・」とみんな納得するんだが、それを読んでこちらも羨ましいと思いつつ、ちょっと気になったのですよ。

「それって、アユ釣りに掛かる費用がぜんぶ経費になるってこと?」


とまあ、こんな話を経済にくわしい人にしたら

「ま、いろいろと制限はあるが、趣味を仕事にするのはアリだ」と。
いや、もちろんそれで食っていくとかじゃなくてですね。というか副業であることのほうが望ましい。例えば


・実体はともかく、書類上会社とかをでっち上げる。(※補註:ここが違うらしい。後述)
・そこで趣味を、強引に仕事(ということ)にしてしまう。
・もちろん儲からないが、どうせ趣味で使う金が理論上は「経費」になる。
・ウマー


また、いまは確かに「副業」ってやりやすい。例えばブログの広告連動機能やヤフー・オークションで小遣いを稼ぐ人がいたら、それを「仕事」(副業)だとする。
いろいろ骨董だとか中古おもちゃだとか欲しいものを買うとして「これは転売して儲けるために買いました。だけど売れないんですよねアハハ。在庫です在庫」とか(※この「在庫」がどうなるかは後述)。
で、例えば格闘技の話に戻りますが、DREAMとかを会場で見たりPPVを買ったりしたら「私はそれを観戦記にして、DVDのアマゾンに誘導するとかして儲けようと思って業務の一環で見ました。たまたま儲けは0円なんですけどね。経費です経費アハハハ」と言い逃れると。


いや、全部あれだ、どっかの雑誌に観戦記を掲載してもらおうと自主的にチケットを買って取材に行ったことにしちゃう。たまたまその観戦記が売れなかったというだけで(笑)
これ、映画とか演劇とかミステリーとかだとまたそういう主張もやりやすい?のかな(格闘技より映画や演劇評の媒体は多いから)。


私にこれを教えてくれた人は実例として「ホームページ作成の仕事を副業でやるといって、実際は趣味で使っているようなソフト機材をぜんぶ経費にしている」という人の例をしっている、とのことでした。


まあ、実際の話として、「西原理恵子にアシスタントがいるか?」まで調べ上げて「みとめられません」と通告する日本国の税務署がそんな甘いわけないとは思うんだけどな。コロッケ屋に「自分の家の夕食で食べたコロッケを差し引いてください」とか言うと「マルサの女」でもやってたし、だいたい源泉徴収に慣れきった人間は、税務署とああだこうだ渡り合ってわずかばかりの経費を差し引いてもらうという面倒に耐えられないだろう。
だからまあ、実際にやることはないと思うのだが。
だが、逆に言うと実際に、マジな感覚で「俺は会社員兼ミュージシャンorライターor漫画家orヤフーオークションの転売業者なんです。だからこれは経費なんです」と主張したい人もたくさんいるだろう。こういう人はどのへんまで経費として認められるんですかね。
上に書いたようなアユ釣り趣味の料理店主は、店にアユを出しさえすれば経費が認められるのですかね。


そういえば、東野圭吾のユーモア短編の中に、ミステリー作家がなんでもかんでも経費申請したら税務署が認めなかったので、税理士の友人から「経費で認められるにはちゃんと、お金を使ったものやサービスが小説内に生かされるようになっていないと…」とのアドバイスを受け、一年分のぜいたく品に関するすべてを小説にむりやり盛り込む・・・という「超税金対策殺人事件」という話があった。

超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)

超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)

ドラマ化希望、と書きたいところだが、どこかでもうドラマ化されたという情報も得た。(世にも奇妙な物語?)


なかなかこういうのも難しいものですなあ、と結論はほったらかしでおしまい。


「ま、会社を作ったら、どう経費を申告するか?」なんてのは、多くの人にとっては「無人島で、捕まえたヤギをどうやって繁殖させ、家畜化するか?」みたいに、いつ実際に使うんだよっていう知識なんだが、やっぱり当面必要なくともロビンソン・クルーソーに男たちがいつもあこがれるように、「もし会社を作る時は」という話も、はてなダイアリーの中では常に人気のエントリー上位に入っているような気がする。

【補足】コメント欄から

lutalivre 2008/08/15 07:20
玉海力がPRIDEに参戦するとき、自分の会社の謄本を書き換えて「格闘技選手のマネジメント」を事業目的に加えたので、自分のトレーニング費用は経費で落とせた、と話してましたね


lutalivre 2008/08/15 07:20
玉海力がPRIDEに参戦するとき、自分の会社の謄本を書き換えて「格闘技選手のマネジメント」を事業目的に加えたので、自分のトレーニング費用は経費で落とせた、と話してましたね。


gryphon 2008/08/15 07:27
あー、あったあった!最近読んだんだよな、元記事はなんでしたっけ?あれこそ会社としては、費用対効果めちゃ低いですもんね(笑)税務署も「あんな秒殺KO負けばっかりでは経費として認められません」といえばよかったのに。


lutalivre 2008/08/15 07:56
秋山が表紙のNumberです>元記事。本人だけじゃなく、その後の「チーム玉海力」なんかもみんな会社の経費でトレーニングしてたのかもしれないですね。


memo8 2008/08/15 10:58
組織に属する人間が経費というと、何かどっかが払ってくれるゴチなカネというイメージを持つことが多いけど、個人事業主だったり、零細企業の経営者にとっては、経費というのは、税金がかからないだけの自腹だよ。蓄積すれば、いわゆる節税にもなるけど、やっぱりただの自腹であることは変わらない。 さらに書いておけば、グリフォンちゃんが書いてる会社でっちあげ方式は、根本的にナンセンス。そこでの売り上げがないのなら、払う税金がないのだから、経費は単なる赤字。赤字だからといって、税務所がカネくれるわけじゃない。挙句デフォの法人税(赤字でも払わなくちゃいけない、最低レベルのもんがある)払って、出て行く一方だ。あと、ゼロ円株式だって、設立に数十万はかかるぜ。理系に加えて、経済も弱いことはわかった(笑)。


NICK 2008/08/15 12:40
もともと趣味として自腹で同じ出費があるのが前提だから、長期的に節税ならそれでいいのでは


memo8 2008/08/15 15:07
だから、グリフォンちゃんが書いてる方法だと、節税にもなりません。


通りすがり 2008/08/15 15:49
玉海力の場合元々会社があるので諸々の税金は払うわけですね。だからトレーニング費用を経費に回すのは節税になる。ただそれも元々玉海力がちゃんこ屋なのに大金叩いてトレーニングをしているというのが前提で、新しく始めたんであれば余計な出費以外の何物でも無い。合ってますかね?memo8さん


memo8 2008/08/15 16:57
はい基本はそれでいいと思います。
ただ、この件から、会社にとって利益とは何かと考え始めると難しいんですけどね。純利益がゼロで、なおかつ続く会社が一番いい会社なのかもしれなくて。いわゆる「税金対策」でわざと利益を減らす企業もいっぱいあるという。


gryphon 2008/08/15 17:59 あっ”個人会社”の経営者が来ている(ソース:kamiproハンド)。
少しずつ不明点がわかってきたのでそのへんを聞きたいんですが、その前に通りすがりさんの定義をもう少し私なりに広くしてみます。


「元々会社を持っていて、本業で利益をあげている人は、可能ならば趣味をその会社の事業のひとつに加えることで、どうせ趣味で払ったであろうお金を事業経費として、全体の利益を小さくして節税することができる(かもしれない)」ですね。


会社を持っていない人はどうか。
ただのリーマン、もしくは広い意味での自営業者が「本業」でちゃんと収入がある(例:SE)とする。で「俺は会社員兼ミュージシャンor格闘ライターor漫画家なんだよ。会社からの年俸は一千万円だけど、ライター業その他は経費だけかさんで大赤字。トータルだと年収400万の貧乏人なんですう。還付してちゃぶだい」
こんなのが成功するか。


「一から会社を設立すると立ち上げ費用や最低法人税で引き合わない」
これはそうなんでしょうね。いま、会社設立費用一覧を見つけました
http://www.kaishaseturitu.com/cost/

ところで「赤字でも払わなくちゃいけない、最低レベルの法人税」って今どれぐらいなんです?経験上の額でもいいんですが。


===この後も、もう少し続く=====

おまけ 在庫と税金について

上で骨董品とかを買ったとき「これは転売目的の在庫なんですアハハ」と言い逃れられないか?という話をしましたが、よく考えりゃ在庫ってなんか持ってると不利なんだよな?とか思い出しました。

http://www.maps-keiri.gr.jp/kyoushu/3.htm
http://www.dreamgate.gr.jp/fastnavi/tax/column/2007120702/

とかを読むとなるほど在庫は「利益」と見なされると。そりゃそうか。逆に自分の趣味の骨董を「商品在庫」とか言ってたら損しちゃう?(他の経費で相殺すればいいんだろうけど)。

(3)決算処分セールで在庫を減らす

 期末に在庫が多いと、その分利益が増えて、税金を多く支払わなければなりません。

 仕入代金はすでに支払っているのに、在庫が残っているために、さらに税金を多く支払わされたのでは、大事な資金がなくなってしまいます。

 そこで、決算前までに売れ残り商品を処分しておきます。チラシ広告で、大きく“決算処分セール”と書いてあるのをよく見ると思います。売れ残り商品に税金をかけられるより、損切りしてでもお金に換えておきたいという店が多いからです。

さすがだれが考えたか、会計ってのはよく出来てるなあと他人事ながら感心しました。
というよりこんな複雑なことをだれが考えたのかしら。
「人類史上、火と複式簿記がもっとも偉大な発明だ」(うろ覚え)とけっこう偉い人が言ったとか言わないとか、そんな話も聞いたことがある。