内柴正人に金メダルをもたらした、必殺サブミッション？「寝技で勝つバイタル柔道」復権か

なのかどうか。
テレビで生中継を見た限りだと、完全に密着した状態での二方向ぐらいからの映像しか見てないんですよね。
だから結局、何によって極まったのかわからんかったです。
決勝の舞台で、時間一杯抑え込まれるのをまたず相手がタップしたんだから、よっぽど相手があきらめが早いならともかく、普通に考えればどこぞを極めたか絞めたか…なりをしたと思うんだが、
面白いことに午前四時半現在、「内柴　決勝」で検索した記事、ほとんどというか目を通した全てが「内柴が一本勝ち」と書いていて決まり手を書かなんだ。横並び発表ジャーナリズムだなあ（笑）。

あ、いくつか決まり手に（おそらく公式記録でなく、自分の判断で）踏み込んだ記事があった。
産経新聞
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080810-00000965-san-spo

･･･決勝でダルベレ（フランス）に覆いかぶさった内柴は、上体に力を込めて縦四方に固める。敗戦を悟った相手が「参った」とタップ。

これは「ダルベレいさぎよし」説。
アングル的に何をどう極めているのか分からない（ぐらい密着してるのはすごい）写真。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/sports/other/168598/slideshow/102843/

日刊スポーツ
http://beijing2008.nikkansports.com/judo/f-sp-tp0-20080810-394152.html

決勝はダルベレ（フランス）と対戦、寝技に持ち込んで縦四方固めを決めると、たまらず相手が参ったをした。

肝心なところをぼかしてやがる（笑）

まあよく考えりゃ、負けた銀メダル選手バンジャマン・ダルベレ（フランス）の談話を聞けばいいんだけど、今時点では新聞レベルでダルベレのほうの談話が読める記事はUPされて無い様子。フランスの新聞の記事や、この実況でなんといってるか？分かるわけねーじゃん（笑）

でも、この寝技移行の前にフランス側から「やった、（フランスが）投げた！」と一瞬もりあがったみたい。そのあとはやっぱり、がっかりな感じ。あと、よーく聞いてると「コマンタレブ」と、ほんとに言ってるのが聞こえて意味もなく、とってもうれしい（笑）

あっ、この写真はいいや。たしかこのまま反転して内柴が上になったのだから、やっぱり肩を極めていたのだろう。いや、首かしら（って首関節じゃあ反則だ。肩もあからさまにやるとまずい）
http://www2.asahi.com/olympic2008/gallery/view_photo.html?JU/TKY200808100265.jpg

よし早い者勝ちだ（そうか？）名前をつけてやろう。

「ミラクル・ハリケーン・サンダーボルト固め」と命名。
いや
「ウルトラ・グレートクラッシャースペシャル」のほうがいいかな？

ゴン格は「五輪柔道　寝技・関節技・変則技特集」を

僕はサブミッション・ネワザスキー君なので、こうやって寝技で、おそらく関節技で一本勝ちしたのは愉快で愉快でたまらない（中村美里の三位決定戦でも、できればあそこから腕十字を決めてほしかったなあ）のだが、柔道の試合を今後も全部見られるわけではないので、すべての寝技勝ちやすべての関節技勝ちを見られるわけではない。
なので、ゴン格がこの五輪後、チタオバやサンボ、モンゴル相撲、トルコレスリング上がりの各国柔道選手が見せた寝技や関節技のダイジェスト特集をしてもらうとうれしい。

「タップする」「タップさせる」という用語はどれだけ一般化しているか

産経新聞の使用を確認したが、フジサンケイグループは今は切れたとはいえPRIDEの経験があるからなあ。「参ったした」「畳を叩いた」で完璧に代用が聞くので、外来語排除の”本多勝一・高島俊男的言語ナショナリズム”的にも使いにくいか。
いや、そうじゃなくて私は、前書いたように「英語圏で『tap』は、柔道家柔術家やMMAというような専門世界以外に、一般的な意味で『give up』の意味で使っているか」のほうに興味があるのだよ。
今回の五輪の、柔道の英語圏報道などでだれか気づいたら教えてください。