INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

なぜ内閣支持率の結果が、新聞ごとに違うか?松本正生埼玉大教授の否定論よりこっちのほうが説得力があると思う

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080804-00000943-san-pol

福田内閣改造後、報道各社が1〜3日に実施した世論調査では、改造効果が内閣支持率アップにつながるかどうかが注目された。だが、ふたを開けると、メディアによって支持率はまちまちで、最大20ポイントもの差が出た。改造効果はあった? それともなかった?


 (略)


 支持率調査の各社ごとの違いについて、報道機関の世論調査に詳しい松本正生埼玉大教授(政治学)は2つの可能性を指摘する。

 一つは福田内閣のイメージだ。松本氏は「福田内閣の場合、小泉内閣のような明確なイメージがなく、世論調査の回答者も支持、不支持のどっちにするか、はっきりとした意見を持っていないためにぶれるのではないか」と分析する。

 また調査方法の違いが出た可能性もあるという。

 「福田内閣に対するイメージがはっきりしていない回答者を支持、不支持のどちらかに“追い込んで”回答を得るか、そうでないかでも変わってくる」

 明確な回答を持っていない回答者を、どちらかに振り分けるまで問うか、「わからない・言えない」に計算するかで差ができてしまうというわけだ。

 世論調査をめぐっては、今年1月、米国のニューハンプシャー州民主党予備選で、世論調査と実際の投票結果が10ポイント以上異なり話題になったこともある。

 松本氏は、「同じ回答者が調査している報道機関によって、回答を変えることはまずないし、報道機関名を聞いて回答を使い分けることはないだろう」とも語り、報道機関の「政治色」が調査結果に反映するという「うわさ」を否定した。

これについて、この松本氏より説得力がありそうな意見を以前テレビで聞いて、ここに書きとめておいた。
再掲載しておく。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20070226#p3

この前どこだったかな、面白い話をテレビでしていた。

今は世論調査のとき「朝日新聞ですが」となのると、朝日には協力したくないとガチャンと切られる。「読売」も同じ。棄権する人はだいたいその社の記事の論調に反対の人だから、それに沿って世論調査の数字が変わっていく


たぶん、パックインジャーナルで二木か川村が言ってたという記憶が。
とりあえず、「報道機関の「政治色」が調査結果に反映する」ということの説明としては非常に感覚的に納得がいくし、松本氏の反論にも答えてる(同一人物が違う答えを答えているんではなく、回答拒否のほうに埋もれている)。

もちろん福田内閣だけ極端にぶれている、というならこれはこれで検討課題だが、報道機関の論調に沿った数字が出るというのは事実として認定していいんでは。