先週描ききれなかった話題を遅ればせながら。
ミルコ・クロコップが「アリスター・オーフレイムと戦う用意はできている」と発言したそうですね。初戦の相手がすったもんだと拒否の末に水野竜也(vsセーム・シュルトのオファーを回避したことを認める)となり、その後二連続で欠場を表明したことですっかり私は、彼に対してファイターとしての信頼度を下げている。当然だろう。
だがいつもというか全盛期のキレを取り戻せば、本来はアリスターがいかに難敵といえど退けられるはずだ。スタミナ「1」の弱点も相手にあるし(笑)
だが、何しろ今、アリスターのチームは勢いづいてますからね。その集団の勢いがある。
ゴールデン・グローリーが?
いえいえ、伝説の最強集団、おれたちの
「チーム・猪木祭り2003」ですよ(笑)。馬鹿になれ夢をもて。
ところでこういう区分なら
ノゲイラが王座となり、ヒョードルがシルビアを秒殺し、アリスターが連勝で「リングス」のくくりを出してリングス最強だ!というネタでもよかったんですが、こっちの場合本気で言い出しかねない方々がいらっしゃるのでそのネタはやめた(笑)
柴田勝頼是か非か
いや、「是」の意見がkamiproSPECIALの座談会に載っていたってだけだけど、読んでも「?」が点灯しました。
要は
「柴田が完敗したって感想でもなくない?」
「観た人の評価は落ちていない」
これはまあ「最初の評価が落ちるところまで落ちてたから、これ以上は」
という言葉を補足すれば賛成なんだが(笑)それはともかく、他がよく分からん
「柴田は純粋に思いつめていた」
「負けたら自分がどうにかなっちゃうぐらいのテンションだった」
「力道山の墓参りをするぐらい純粋だった」
「田村vsパトスミや佐山vsコステロぐらいの孤独さや必死さがあった」
柴田のテンションは、リング上で見る限りヤマヨシとやろうが名前を忘れた韓国人とやろうがあんまり違わないような(笑)
で、どれくらい「悲壮な覚悟」があったのか。
試合後のコメント
柴田勝頼は一回、死にました。でも、怪我もなく死にきれないんで、もう一度自力で秋山戦に辿り着くよう頑張ります。以上!
早っ! 転生するのはやっ!
つうか本人が仮に悲壮で、この一戦に負けたら後が無い!と思ってても、客観的にはぶっとい命綱がついていることが第三者からは見えてるわけでさ。子供がお化け屋敷をマジで怖がっているのはほほえましいが「子供があんなに怖がっているんだから、ここには本当にお化けがいるんじゃないか?」と主張されてもうーむだ。
だいたい、
「思いつめてた」「負けたらどうにかなるぐらいのテンションだった」「孤独さ、必死さがあった」
というくくりで評価できるなら、それこそ船木誠勝vsヒクソン・グレイシーでは柴田と違って、本当に一度引退したじゃん(笑)
さらに中西学が上井駅長の片道列車に乗せられ(笑)無理にMMAやK-1をやらせられた時だって悲壮感ハンパないですよ(笑)。
あ、そうだ、船木も試合前墓参りしてたでしょ。故長谷川選手と、松田優作の墓に(笑)
当時から旧紙プロは存在したわけだが、そのときこういう視点からの報道があったかどうか。
「結局DREAMの一員になれば、同じことやってても評価のされかたが違うんだろうなあ。180度」という感想を持ったのでした。
秋山成勲がミノワマンとの対戦を拒否していたとの噂
そんな柴田に圧勝した秋山であるが、この前のkamiproハンドコラムでこういう記事があった。
9月のDREAM−6の候補カードに「秋山vsミノワマン」が浮上しているという話だが、それ以上に重要なのはこのくだり
じつはミノワマン、7.21「Dream−5」でも秋山の相手として噂に上がっていた。しかし嘘かホントか秋山側が断ったというような話があるのだ。
ここ最近の戦績を考えれば、秋山側が断るとは考えにくいが…
噂解禁。
といいますのはなんと、こういう情報の末端からさらに外れたようなところにいるワタクシでさえも、この「秋山、ミノワマン戦オファーを断る」という噂を耳に入れていたのです。ウチの何倍ものアクセス数を誇る某超有名サイトの管理人から教えてもらいました。
というか、それを聞いたことから「秋山は韓国でスターになったから意識は『あがり』なんじゃないか?もう後は弱い相手に派手に勝つ路線をやりたいんじゃないか?」という私の論考がまとまったというわけ。
ただ、それを補足する有力情報であるこの美濃輪ネタは、結局噂だし、話してくれた人もオフレコとのことだったのでここまで書かなかった。
これを敢えてメディアに載せたkamiproハンドコラム(執筆・堀江ガンツ氏)はさすがのスクープ・メディアだといえよう。また「嘘かホントか」「考えにくいが…」というのは予防線で、同誌とDREAMの癒着ぶりを考えれば(笑)、これがどこかから聞いたものだというのは「プロレス頭を働かせれば」予想がつく(笑)
まあ、ミノワマン戦拒否が事実だとしたら、それは復帰第一戦での慎重の上に慎重だったということで、美濃輪より上の田村戦も秋山は望んでいるのだから、この試合も実現はしそうな気がします。