WOWOWでの放送復活で日本での存在感を再び増すであろうUFCに対し、日本は意図的にでも「UFCのライバル」を認定したほうが牽制になるという話は前にも書いた。だが頼みのMMA PLANETも、あれだけ豪華なアフリクション旗揚げ戦には力を入れていないので、よし及ばずながらここでやろうかと今決めた。もっともMMAPLANETのようにインタビューはできない(当たり前だ)のでエッセイで。あと、カウントダウンと言っているがもちろん俺の場合、いつしか中断しているかもしれん(笑)
ジョシュ・バーネット、隠れた実力者に借りを返せるか?
今回のアフリクションでは、ジョシュは格闘家の友人のアドレスが満載された携帯電話を縦横無尽に駆使し(笑)マッチメークにも大きく関わったことはインタビューが翻訳されており、どこかで読んだ。(場所を探せずすまん)だからかなり日本向きのメンツがそろっているのですよ。
その中でこっそり、ジョシュは自分に関し、私情がらみのカードを組んでいる(笑)
それは岩石男とも呼ばれ、「路上の王の遺伝子」とも呼ばれるペドロ・ヒーゾ。
UFCの中では、不本意な形で王座を剥奪されたジョシュが唯一敗北した選手なのだ。
2001年2月23日、「UFC 30」でペドロ・ヒーゾはジョシュをKOで下している。その頃UFCは層が薄い半面、負けた選手にも再びチャンスが回ってくる部分があり、次戦でジョシュはセーム・シュルトを撃破し王座戦につなげていくのだが・・・
この試合、某サイトで見たことがあるのだが、ジョシュもあとで語っているようにかなりエキサイトして、相手の土俵である打撃戦に付き合ってしまった感がある。(だいぶ前なので違っていたらすいません)
実際、寝技という点ではおそらくペドロをかなりジョシュは上回っているだろう。
だが。ペドロは元祖「グラウンド拒否→ストライキング ファイター」なのだ。
モーリス・スミスはやや、グラウンドの「拒否力」は高くなく、ガードポジションでしのぐ光景もままあったが、ペドロはそれ以上にスタンド維持力が高く、日本で実際に見た試合では、金網の中央にデンと居座り、高阪剛に組み付く体勢にすら入らせず、狙い済ましたパンチで一気にKOした(記憶違ってたらご容赦を)。
PRIDEでハリトーノフ、ゼンツォフのRTT勢にどちらも1RでKO負けしていることで日本での評価は一気に暴落しているが、最近はジェフ・モンソンをKOし復調傾向にもある。
モンソンに判定勝利したジョシュにも、決して簡単な相手ではないはず。ケンシロウも足をすくわれる可能性なきにしもあらずだ。