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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

タイに広がる日本文化,ボーイズラブ含む・・・いいのか?というより何でタイなの?

6月27日東京新聞に、門外漢には驚くべき記事が載っていた。
これは共同配信なのか、ネット上に原文があるのかは不明だが、調べたところたぶん無いっぽいので、紹介しておく。
上の「格闘技文化はどこの国でいま広がっているのか?」という話にもつながっているのだが、けっこう意外なところに意外な形で、変形されつつ文化は広がっているものですよ。
カレル・チャペックだって、「極東の島国で、ボクの考えた『ロボット』って言葉が広がってるの?なんで?」とか思うだろうな。

本題に戻って。タイトルはこれだよ。

「『やおい』小説  雨後の竹の子の勢い」

タイは今、デジタル格差を伴うIT社会への変化の過程でさまざまな苦しみと格闘中(略)日本のマンガ、アニメ、アキバ系bんかも若者の間に完全に定着した観がある。しかも「おたく」という日本語がそのまま通じるようになったのに驚いていたら、今度は「やおい」(ヤマなし、オチなし、イミなし)小説の坂田。
この現象の元となったのは、一年前から始まった「アカデミー・ファンタジー」というオーディション番組。勝手に作り上げた美男子キャラに出演者の女性が恋の告白を競うおいうもので、週を王ごとに過熱して息、平行するようにボーイズラブ(BL、美しい少年同士の同性愛)と一目で分かる装丁の「やおい」小説が雨後の竹の子のように登場した。(略)
内容は取り立てて事件と呼べるものも結末も無い。登場人物も極端に少なく背景も無い。同性愛の若者二人の世界を中心に話が進むのみ。微妙なニュアンスを含む会話や男同士の絡みの場面が読者の想像力を刺激し(略)・・・一カ月ほど前、事態を憂えた警察や文化省の介入があって大手の書店からは撤去されたが、そこはIT化の進んだタイ。ブログのサイトまでは手が回らない。仲間内では表紙をおとなしめにした「boy love boy Story」などの小説が今も読まれているし、「やおい」族や「腐女子」の隠れ家となっているバンコク最大の繁華街サイアムスクエアの映画館二階では、ジャルゴン(仲間内の通語)による情報交換がさかんだ。
サイアムスクエアは若者が最先端の流行を発進してきた場所として知られ、地名をタイトルにした映画「サイアムの恋」が去年の秋、大ヒットした。男子高校生同士の同性愛の物語で、紛れも無い「やおい」映画。タイのにわか「やおい」文化の盛り上げに一役買った・・・(略)

とまあ、こういうしだいです。
そもそも定着するのか、一時のあだ花で終わるのかもよくわからないし、タイの文化も詳しくない。一番の情報源は西原理恵子漫画で、これによるとかなり同性愛には寛容だとも聞くが、サイバラの言うことだしさ。(ただ、輪廻を信じるから、前世が女の子だったのね、ぐらいで済むとも聞く)

にしても分からないことだらけである。
まずなぜタイでブームなのか?・・・を問う前に、じゃあ他国ではどうなんだろう、ってな話も検証しなきゃいかんし、いつからか?何がきっかけか?も知らないと本当は論じられない。
それに、そもそも根本的な部分を調べないと、この文化は分析できまい。これは近々の課題にしておこう。時間さえあればできると思う。とはいえ、門外漢に分析されたって困る、と言われるかもしれないが。