※スポナビリンクからの来訪者の皆さまへ
リンクが遅れたので、既に6.17のエントリも書いてあります。よろしければついでにこちらも。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080617
■おやおやササヤン粘り腰。KIDの求める「バンタム級」は作らず？では何キロで分けるか
それでは本文をどうぞ
DREAM-4、見ました。
アルバレスvsハンセンに匹敵するような、語り継がれるべき伝説の名勝負、というのは無かっただろうけど（というか、そうそうあるもんじゃない）逆にあちゃーこれは失敗だ、って試合も無かったし、とにかく高いレベルの平均点を見せてくれたのだからGJです。
いくつか雑感。
所英男
勝負論で一番気になっていたのは所英男の試合で、相手の情報をあまり知らなかったから、柔術の技術で、いいところ無くやられる（押さえ込まれる）かという懸念もあったが、試合の中で、日本の65−63kg級としては（修斗の選手たちを除けば）ランキング入りする選手だということを証明してくれた。体格も、比べてみたら相手より大きく、減量してこの階級でやればそうそう体力負けもしなさそう。
あと、何度か倒されたけど、足の回転の速さ（利かせ方）で、相手に柔術家お得意の、パスガードを順番に段階を踏んだ仕掛けを防いでいたのはなかなかできないところでは無いでしょうか。
金泰泳
あと、残念なのは金泰泳の敗北でした。
この試合に自分が持った期待は、ひとつには、この前のTKO（流血）決着のリベンジですが、それと同時に、金の「格付け」に関するものでした。
金は田村、桜庭ミノワマンに勝利して評価を高めたけど、彼らはタックルで倒してもあまりパウンドを打たないタイプだし、打っても技術的にうまくない。そういう選手でなく、、上になったら関節技の仕掛けをするよりばんばん殴っていくタイプの相手だったら、金の寝技は対応できるのか？という疑問があったので、今回それを見たかったのだ。
年齢や一度引退した経緯、また彼自身の副館長という地位を考えると、今回のアクシデントによるケガから復帰して、再び同じ位置からやってくれともいいにくいし、今回の後遺症だってあるかもしれない。
そういう点では、金の実力というか、金のようなタイプの戦い方で通用するか･･･という真実は、ひょっとして計測不能のまま、伝説の中に消えるかもしれない。
ただそれはそれとして、
なんで金は脱臼しても平気で笑って、マイクで観客にあいさつなんかしてるんでしょうか。
ああいう形での脱臼は吉田秀彦（柔道での五輪）、三崎和雄（ネイサン・マーコート戦）、謙吾（ドスカラスJr戦）とあったけど、岬は脱臼したままハイキックとかねらっていたが、あとの二人は喋れないほど苦しそうだったのだが。
あの笑顔は、ある意味で勝利だったかもしれない。
桜庭和志
メルビン・マヌーフって、やっぱり桜庭にとっては危険な相手だったのだ。というかこのまま、彼はてっぺん行っちゃうかも。
桜庭の処遇は・・・・・・・・・・・今後はやっぱりスペシャルゲストの扱いで、次に勝負をかけるとしたら、GPで勝ち残れなかった選手と桜庭がやるというのが妥当かしら。
そしていま思いついたんですけど、
桜庭はなんだかんだといっても、これだけ闘って一本負けが無いのは驚愕すべき話。
で、あるなら「桜庭から一本勝ちする男は誰だ？」というのに商品価値を置いてみてはどうか。
美濃輪にひところ、技術はアレだがどでかい選手と次々マッチメークする「モンスターズ・クエスト」というのをやった。
桜庭の「グラップラーズ・クエスト」（そんな大会あったねえ）というのはいかがでしょうか。
桜庭からの「一本勝ち」に、特別ボーナスか何かを主催者がつけたりしてプレミアム感を持たせ、テーマとしてクローズアップして柔術やサンボの系統の選手を当てていく。
もちろんジャカレイがDREAMに連続参戦をするなら、今の桜庭もやばいがそれはボスキャラ扱いで、とかさ。
ところでDREAMはアメリカでも、生中継されている。煽り映像は無し
http://d.hatena.ne.jp/lutalivre/20080615
※コメント欄
龍頭 2008/06/15 17:38
現在アメリカに住んでおりますが、HDNetチャンネルでDREAM.4の生中継を見ております。今、青木と永田の入場が終わったので、日本とのタイムラグもないでしょう。でも、こちらでは煽り映像の間は、会場の「Ｄ」のロゴだけが映されていて、煽り映像の映像は一切観られません。ただ、会場に流れる音声のみ聞こえるだけです（泣）
lutalivrelutalivre 2008/06/15 17:44 字幕をつけて流したりしないんですね。まああの内容は日本人向けだから見せてもしょうがないかもしれませんが・・・。
ステーキ
