年5月号 / 4月1日発売 / 特価680円(本体648円)
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総力特集●日本インテリジェンス非常事態宣言
「悪徳」こそ情報戦を制する最大の武器である
情報バトルの現場では「真面目」と「努力」は禁物。日本人には発想の転換が必要なのだ西木正明(作家)
佐藤 優(起訴休職外務事務官/作家)旧日本軍の宿痾「情報軽視」体質をわれわれは克服できたのか
不祥事つづきの防衛省は、かつてミッドウェー、対ソ外交で得た貴重な教訓を忘れていないか保阪正康(評論家)
「世界新グレートゲーム」権謀術数の構図を読み解く
希少資源争奪に、対テロ戦略がからむ複雑な連立方程式。深層にある潮流を冷徹に見きわめよ“長い手”は復活した ロシア諜報機関vs.警視庁公安部
国際都市トーキョーに暗躍するロシアSVR。プーチン政権下で着実に蓄えられたその実力は麻生 幾(作家)
日本の情報体制はいま<英国型>にむけて舵をきった
我が国にふさわしいのは米国型か、イスラエル型か、それとも――国際比較から導き出されたその答えは基本は公刊情報にあり インテリジェンス本「この一〇〇冊」を狙え
日本の大書店は世界のプロが注目する特ネタの宝庫。あなたを情報通に変える究極ライブラリーがここに東谷 暁(ジャーナリスト)
アメリカの文明の落日と新たなる「世界史の哲学」の構築
百年の時を経て世界は再びニヒリズムの闇に沈む。いまこそ京都学派の遺志を継ぎ、日本精神の再興を
石破流改革の退路は断たれた
イージス艦事故がさらけだした防衛省・自衛隊「ケタ外れの弛緩」
乗員だけではない。国防意識の喪失は、背広・制服の別を問わず、本省をも覆いつくしているのだ光市母子殺害・差戻し審判決
“人権派”の際限なきデタラメを決して許すまい
結局、悪いのは「ドラえもん」? 弁護団の虚しい“祭り”に付き合わされるのはもうたくさんだ青沼陽一郎(ジャーナリスト)
[集中連載]
ハイカラ総裁・前川春雄伝日本銀行が失ったもの(最終回)総裁に求められる本物の資質とは何か
浪川 攻(東洋経済新報社記者)
政府系ファンド、ODAから「食」の安全保障まで
「真・保守主義」の世界戦略を語ろう
内向き、効率一点張りでは国は立ち行かない。国民の目を世界に向けることがすべての出発点だ泥沼・米大統領選
「南部バイブル・ベルト」の集合無意識が火を噴く秋(とき)
TVドラマが描く良き父親像に有権者の本音がみえる。勝負のカギは信仰と保守の地に委ねられた横江公美(政治アナリスト・PACIFIC21代表)
棄てられた南の島で、戦時日本の「技」と「生きる知恵」を見た
美しい緑に彩られた楽園・ポナペ。そこに、かつて「待つ」ことだけを命じられた兵士たちがいた笹 幸恵(ジャーナリスト)
特集●チベットの悲劇になぜ目を閉ざすのか
言明せよ、福田首相「中国にもはや五輪開催の資格はない」
朝日はもとより、読売、産経まで――。赤裸々な暴虐を前に政府、メディアは思考停止した山際澄夫(ジャーナリスト)
「ダライ・ラマ」にキレた中南海に大連立ドイツがひれふす理由
順風満帆にみえたメルケル政権に無法な横槍が。これに呼応して媚中派もついに叛旗を翻した川口マーン惠美(作家)
■荒川洋治言葉と世界94 ■荒木和博月報「北朝鮮問題」34 ■大山行男窯変富嶽三十六景4 ■長部日出雄作家が読む『古事記』最終回 ■佐々木俊尚ネット論壇時評10 ■佐々淳行インテリジェンス・アイ71 ■杉原志啓音楽は国の響き10 ■高島俊男退屈老人雑録5 ■竹内 洋革新幻想の戦後史6 ■出久根達郎言の葉のしずく153 ■中野 翠この世は落語11 ■西木正明誇り高きろくでなしの時代11 ■樋口 進文藝春秋写真館25 ■古田博司乱蝉亭漫筆7 ■紳士と淑女 SHOKUN BOOKPLAZA
新刊書評加藤創太東谷暁三浦小太郎 本の広場 読者諸君・編集後