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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

アンデウソン最強!…だが客を呼べない由。そして岡見も地味なまま挑戦者へ

(上にも記事を書きました)
てなわけでナニをナニして、UFCの試合をいくつか拝見しました。
ダン・ヘンダーソンvsアンデウソン・シウバをまたPRIDE対UFC、と翻訳する必要もないだろうけど(シウバのPRIDE経験、ダンの旧UFC体験もある)、なじみはダンヘンのほうがあるからついつい贔屓目で見る、がそんなものを簡単に凌駕してしまいますね、今のアンデウソンは。

ところが、意外な伏兵が。
http://omasuki.blog122.fc2.com/blog-entry-82.html

アンデウソンの試合は誰が見ても脱帽。問題は、誰もが見るかどうか。MMA Payout にアンデウソンのPPV獲得数が載ってました。
略、ここに具体的な数字が在ります

先日のレズナーでも50万件を突破していましたし、最大で100万件を超えるというUFCのPPV成績としてはお寒い部類……

アンデウソンが英語を喋れないことも人気の盛り上がらない一要因とか。
そんなのどうでもいいじゃないかと思うが、TKも一通りしゃべれるし、郷野聡寛が必死に英会話を習っているのも一理あるのか。何しろ試合を終えたら勝っても負けても一言、舌のよく回るレポーターの質問を受けて言わなきゃいかんのだ。
俺は脳内で練りに練った一文を英語圏の人に浴びせて意思疎通をすることはできるが、それを受けた相手がこいつは喋れるのか、聞き取れるのかと安心して怒涛の返しを浴びせ、それで沈むということが時々ある(笑)。


ま、どちらにせよ、今回はアメリカ人の、しかもだいぶ期待できる選手が挑戦したからそれなりに盛り上がった。
では、ベテランのエヴァン・タナーとの新旧パンクラス勢対決(無理アリアリだって)を制し、ますます気合の入らない日本刀パフォーマンスを見せてくれたイナヅマッ!岡見勇信は。


今回スカッと膝蹴りでKO勝利を飾り、おまけにそのフィニッシュまでは相変わらず静かなること林の如き試合っぷりを見せてくれました。
そして、上リンクによると

またホワイトは岡見について、「LYOTOに似てきた」と、褒めているのかけなしているのか、微妙なコメントも残しています。

がははははは。
私も時々、最高の褒め言葉として「ジャイアント・キマラのようだ」という言葉を使うが、よく受け取られたためしがない。そんなわけで岡見は挑戦者としては順当に資格を得たが、何しろダナはお金が大好きなので、今別のプランも立てているとか。

まあ実際のところ、日本人のわたしも今、岡見対アンデウソンみたいかというと微妙だ。
アンデウソンのここ最近の戦いは凄いし、岡見のほうは岡見のほうで強さがまだ二倍にも三倍にもなりそうなのびしろを感じさせる。不人気ぶりで挑戦できないまま、ランキング1位か2位をキープできればそれはそれでおいしそうだ。

老雄マーク・コールマンUFCを選択。vsブロック・レスナー

さて、SEG時代(だっけ)UFC最後の大物が登場だ。しかも、一応は元PRIDE王者(トーナメント覇者)の肩書もある。
4試合契約だというが、そんなのはどうでもいい。この第一戦、vsブロック・レスナーは絶妙だと思います。
「最初の頃の自分を見るようだ」というレスナーの突破力を、コールマンはしのげるのか。
経験をパワーで埋めることができるのか。
レスナーの相手にしてもコールマンの相手にしても、これ以外だったらきっとシビアすぎる。
結果がどう転ぶかに関係なく、4試合契約(どうせ途中変更条項あるだろうし)の中でこの試合が行われるだけでも価値があると思っている。

でも、PRIDEの後継者という部分がほしい、DREAMや戦極にとっては候補のひとりでもあったね…。それが失われたという面もあるか