http://blog.a-utada.com/chikyu/2007/11/post_eb5b.html
歌田明弘「地球村の事件簿」。あらわるっつうか、既に昨年から活動してるそうですが、今こっちが知ったんだからいいや。
ウィキペディア批判の急先鋒が作ったネット百科
ウェブ2・0はあっという間に流行語になり、
さらには批判の声も上がり始めたが、
ウィキペディア創立者の一人が、
ウェブ2・0の欠点を補う試みを開始している。
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ウィキペディアの創立にかかわりながら、いまやその辛辣な批判者になったラリー・サンガー・・・・・・「ウィキペディアは修繕不可能なほど壊れて」おり、運営に深刻な問題を抱えていると手厳しいことを言っている。彼が批判者になったのは、ウィキペディアが専門家に対する敬意を欠いている、ということかららしい。不特定多数の匿名の人がかかわるウィキペディアでは、誰が書いたかは問題ではない。書いたのがその分野の専門家であったとしても、遠慮のない罵倒が飛ぶ。そして、時間的余裕もあってネットのコミュニティを仕切るのがたくみな人間が議論に勝つ。
そのようなネットのありようにうんざりし、ウィキペディアから離れていった専門家たちを、サンガーは運営者としてずいぶん見て不満を募らせたようだ。
(略)
昨年秋サンガーは、両方の特徴を取り入れたネット百科をまた新たに立ち上げた。
「シティズンディウム」というこのネット百科は、誰もが登録して執筆することができる。ただし、実名を名乗って書くというのが条件で、書いた原稿は専門家がチェックし、必要な手が加えられて承認されるプロセスをとる。専門家からなるエディター以外に、「保安員」もいて、荒らしなどのイタズラに対処する。ひと言で言えば、ウェブ2・0から「衆愚」的な部分を取り除き、信頼性の高い記事と安心できる執筆者のコミュニティに・・・
しかしなあ。仮にプロレスファンが「Maeda Akira」に関する英文の記事を実名で書いたとして、だれがレフェリーになるんだろう(笑)。今の日本語ウィキペディアだって、前田の項目は、ほどよく荒れているんだぜ(笑)
ウィキペディアの「前田日明」