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……格闘技界の大連立が実現だ! 28日、午後4時過ぎより行なわれた『やれんのか!大晦日!2007』の2回目となる記者会見には、・・・・・・『K-1 PREMIUM 2007 Dynamite!!』や『HERO'S』を主催するFEG代表の谷川貞治氏が出席!! 先日の「各団体の協力を呼びかけたい」という実行委員会からの発言に対して、M-1 GLOBALに続き、FEGとDEEPが協力に名乗りをあげだ。これにより、青木真也vsJ.Z.カルバン、桜井“マッハ”速人vs長谷川秀彦というスーパーカード2試合が決定。
なんだかんだで、このカードが実現するには障害もたくさんあって、実現までにはいろんな苦労があったんだろうから、谷川さんの太っ腹と度胸には素直に脱帽し、試合を楽しみにしたい。
だが、その裏のしたたかさも間違いないところだ.
おとといのエントリで『「他団体に貸し出すのは、知名度人気がいまいちだが実力があって困る選手」という鉄則』という話を書いた。
JZ.カルバンことカバウカンチ。
そのド派手な入場にも関わらず(何とかしろアレ)、その実力と人気の格差は
実力>人気
どころか、>の不等号が5つぐらいは必要になるぐらいだ。まァこれは不人気つーより実力のほうがありすぎるんだけれどもね。
そんな選手が、PRIDEでは新参者ながら、デビュー以来4試合連続1Rタップアウト勝ちというありえない勝ち方で一気に「PRIDEの強さの象徴」となった青木に挑む。
けっこうK-1にとってもおいしい。
勝てば、(もうUFC外資のせいで揺らいでいるとはいえ)「色物のHERO'Sより一段も二段も上の本格派・PRIDE」という看板を持っていける。
そして、その可能性、勝算は十分にある。それほどカルバンは強い。
共催が曲者
同じ日のイベントを2つ主催するなんてすげーけどさ。今回「やれんのか」が実行委員会形式で、主催は
となったわけだ。
これで何度か痛い目見たわけだが、こういう感じで権利が入り組んでいる場合、再放送とかDVDとかを期待していると、このあとアレがアレしたり、こっちとこっちが揉めたりして、最後は「封印作品の謎」でレポートされるというオチになることがある。早いうちにPPV録画しておくほうがいいな。
んで、「やれんのか」が結局、この一回なのかどうかということだす。
この一回だけなら、多くのプロモーションが協力的なのも納得できる。
ファイターだって食ってかなきゃいかん。はじめはやれんのか→協力のM-1グローバル日本興行、となるかと思ったけど、こうやってK-1やDEEPが同じように共催で肩を並べると「あ、こっちの青木もらってくわ」「こっちの川尻いただいてくわ」となっていくんじゃないかと。
たとえば今回、カルバンがアオキに勝ったらサダハルンバ「青木君は惜しかったね〜リベンジさせてあげたいから、トーナメントの枠をひとつあけておきますよ〜」ぐらいのことを言いかねない。
それもまたよしか。