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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

共産党が小選挙区候補絞り込み…彼らは「左の公明党」になれるか?

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070908AT3S0800K08092007.html

共産党小選挙区擁立半減へ・次期衆院選比例代表に集中」
 共産党志位和夫委員長は8日の中央委員会総会で、次期衆院選では300小選挙区への候補擁立を大幅に絞り込み、「党組織の力を比例代表に集中する」との方針を示した。党勢退潮が続き、議席確保のメドが立たない小選挙区向けの選挙運動が負担になっていることから、比例中心を明確にした。

 小選挙区は自民、民主、共産の3党候補が競う選挙区が多い。共産候補が撤退すれば、同党支持層の票は同じ野党の民主党に流れるとの見方が多い。自民党民主党が雌雄を決する次期衆院選の動向にかなりの影響を与えそうだ。

 共産党は2005年の衆院選の際、「小選挙区への候補擁立を義務付けない」との方針を地方組織に示したが、「擁立を目指す」とのくだりもあったため、最終的に275選挙区に候補を立てた。(00:29)

過去エントリ紹介。二年前にこれを予測していた新聞コラムがあった
■[時事][新聞]次の選挙のカギは、共産党が握る?−−朝日新聞コラムより
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050315#p4


んで、「左の公明党」という用語は山口二郎教授の造語だ。
いうまでも無いが、用語の意味は、二大政党の自民・民主が争う接戦の選挙区で支持者が「まだましだ」とみなす候補に組織票を注入、選挙の勝敗を決める(勢力になれ)ということ。
これまでも彼は一貫してそう主張していた。

■[時事][読書]「民主躍進にのれる?のれない?」週刊金曜日でプチ内紛(笑)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20040724#p5
■[時事][政治][読書]山口二郎都知事選勝利に共産は降りろ」赤旗は反発
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20070322#p4

政局的な興味より、数学的な興味というのがあって「共産党支持層」は最終的にどの程度まとまって、他党に投票するのか、(ここだけには入れたくないと選挙民がみなす)「拒否政党」でもある共産党民主党?と事実上連携することで離れる民主支持層はどの程度か、などを定量的に分析できれば面白そうだ。


と同時に、同じ形をとった公明党とどう異なっていくのかも興味深い。
つまり根っこに宗教的団結と宗教組織がある公明党は、自民党の補完勢力になってもまとまり自体は今のところ保っているようだ。
しかし政治的組織・・・いや「革命政党」であることが本義の共産党は、これで張り合いのようなものを保てるのだろうか。ただ、共産党も当選見込みがまったくない小選挙区の独自候補を応援することに、実は地方組織って内心倦んでいるんジャマイカね。
地方議会では「貴重な野党」として重宝されているところも多いはずだし、そういう活動だけで求心力を保てるのかもしれない。
これから組織としての共産党がどう変質し、どう変わらないのか。それはけっこう注目に値すると思う。