http://omasuki.blog.drecom.jp/archive/1295
Wrestling Observer 9月5日号より。
・ダナ・ホワイトは、日本での地上波契約について、UFCは日本でテレビ契約を失ってしまい、新しい契約を得ることが出来ない。あきらかに、日本で放送することが望まれていないと述べているそうです。
日本はアメリカのビジネスに簡単に門戸を開かないという現実を知った、とも……
……PRIDE買収額は6500万ドルとも7000万ドルとも言われており、これは昨年度のUFCの税引き後利益の額より多いのだそうです。その投資で得たものは実質的にはテープライブラリーだけでした。選手契約はすべて書き直しになったからです。
こちらでも詳しく書かれているね。もう少し肉声が伝わる感じ。
http://blog.goo.ne.jp/hiroshi_nielsen/e/2be34e61584c57230bf043a343724054
・・・再度言おう、100万ある悪夢の1つだ。ビジネスの歴史上最悪の取引だった。クレイジーだ。PRIDEは、本当に破産していたんだ。PRIDEは資金が底をついていて、何も残っていなかった。我々は”会社”が欲しくて、交渉に乗り出し買収したんだ。それがいかにクソったれで気狂いじみていたかは問題じゃないんだ・・・
まあ、このオブザーバー記事の信憑性自体の検証はとりあえずおいといて、事実という前提で話そう。もしこれが本当なら…ガラクタを見事に売りつけた、バラちゃんの大勝利!!ということになる。
「サラリーマンバラ太郎」どころか、「ギャラリーフェイク」ならぬ「バラリーフェイク」ですよおおお!!
小泉構造改革以来、「外資に日本が食い物にされる」というやや被害者意識じみた声があるが、どっこいこうやって一泡吹かせている人もいるってことだ。
世はいかさまの才である、とは故山本夏彦の言葉だったか。
そういえば、これに似たような似てないような話。(真偽不明なのでその旨了解を)
小泉政権がまだ始まる前、長期不況の中で、実は外資は一足早く、ハゲタカのように舞い降りて日本の不動産や企業などの買収に掛かっていたという。
ところが、それは撃退された。
・・・・というのは、ハゲタカファンドが買った資産には、大体ジャパニーズマフィア、すなわちYAKUZAがからみついていて、外資は投入した資金を回収することもできず、ほうほうのていで逃げ帰ったという・・・・・・とりあえずその投資の周辺で活躍した人からじかに聞いた話。
ヤクザ=社会の「ダニ」が、「ハゲタカ」を撃退するという、御伽噺のようなそうでないような。
ただ、個別にはこういうのはいっけん痛快かもしれんが、それで外国に「日本とのビジネスはやっかいだ」「あいつらと仕事をすると、ダーティなところにすぐぶち当たる。YAKUZAがからんでいる」というイメージがついたら、国やその業界全体の不利益は計り知れない。
今回の問題でもしかりだ。
「PRIDEは実質ウチらがやってるんや、それを何や!!」は、もういい加減にいらんわ。