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この翻訳は、「長州力テイスト」入れたものだそうです。まさに”力作”。
あ、おれ今、すっげーうまいこといったよ!
すっげーうまいこと言ったよ!!
くりかえすなよ。
ダナ・ホワイト!世界でランディに勝てる奴はいないなんて、吐いた言葉、飲み込むなよ……2ラウンドであいつを倒したのはこのオレだ。
世界最強だなんて、だいたいヘビー級のベスト二人がUFCにいないじゃないか。……UFCの歴史は簡単には消せないですよ。オレがとうの昔に、あいつを2Rでノックアウトしたというのが現実ですよ・・・・(略)
……アルロスキー、リコ・ロドリゲス、ティム・シルビア、誰もオレに勝てない。ランディは復活してきてそのままタイトルマッチのリングに上がった……ならオレはタイトルなんかいらないから、とにかくリングにあげてみろって。……オレらが存在しないかのようなやりかたをとるのは、きっと怖いんだろ。砂上の楼閣を崩されたくないんだろう。負け犬が絶対王者だ?ならやってやる。いますぐでもやってやる。ベルトなんかいらない。ランディだって受けて立たない男じゃないだろう。
ダナは吐いた言葉に根拠をもて。おまえはボクサー達にたてつき、メイウエザーにたてついた。今度はオレがおまえにたてついてやる。こいよ。ボクサーには玉がついてんのかと笑っていただろ。それはおまえだよ…
さて、これが何かのアングルとしてUFCストーリーに入っていくかと問われれば、現状ではそうはなりそうもないかなあ、というのを前提として、少し分析を。
これが”プロレスチック”であることは翻訳のとおりだし、少なくとも米国MMAインサイダーの中ではランディも含め「ジョシュはなんかプロレスにはまってるからなあ」というのはわかっているだろうから、ノゲイラや初期のヒョードルのように怒ったりはしないだろうな、と願いたい。
というか、ランディ・クートアといえば「MMAはスポーツだと1千回繰り返すより、ランディの言動に触れてもらったほうが手っ取り早い」というほどオトナな人であるはず。 そのへんは大丈夫だろう。
で、「プロレスは観客を相手にしたサイコロジーだ」と言ったのは誰だっけか。武藤敬司だったかな。
そういう点において、こういう石を投げ込んだ後の”観客”はどういう反応を示すのだろうか。
というのはクートアは、元祖TUF、「ジ・アルティメット・ファイター」シーズン1でのコーチ役。どんなキャラクターだったのかはわからん、慈父のような厳しくも暖かい人柄とかそんなだろうか。人気、注目度ともに高く、しかも好感度込みでお茶の間に受け入れられたことは間違いないようなのだ。
そんな人間に対し、いきなり「お前はおれには勝てないよ、つうかすでに勝ってるしな(^0^)/」(←こういう顔文字の使い方でいいかね?)とか言ってやってきた、生意気な若造はどう印象付けられるだろうか。
MMAはTUFから見始めていて、ジョシュの存在を知らないやつもいれば、ランディに勝ったあの試合のあいつか、と思い出す人もいるだろう。
それらをひっくるめたうねりの中で反発を食らうか冷笑されるか、興味を持たれるか、支持者が生まれるか。このへんはジョシュというより現在のUFCファンがどういう人々なのか、でありましょう。
こういうのって、日本だとどういう関係なのだろうかな、と思ったのだが、漫画的にはとくに学年もので、最初のライバルを倒し話が一巡した後、後輩なんだけどクソ生意気で才能を鼻にかけたようで、でも実力はピカイチの新一年生・・・もしくは停学処分が解けた二号生といった感じか。
固有名詞でいうと、
たとえば矢沢永吉に、「永ちゃんはほんとのロックンロールしてないよ」とか絡んでくるGRAYGLAYとか、そんな感じ?
パックマンに、「お前のコンセプトは古いんだよ」とゼビウスが言い放つようなもん?
佐賀県に「お前ら、影が薄いぜ!」と言い出す徳島県とか?
・・・・・・比喩に比喩を重ねたら、わかりやすくなるどころか。