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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

江田憲司(無所属議員)「テロ特措法でインド洋の自衛艦からの給油は、イラク作戦にも使われている」==朝まで生テレビより

こーゆーときに限って録画失敗(もっともCSでは明日256chで午後三時から再放送だが)。
要点を言うと
・テロ特措法で自衛艦は、各国の艦船に給油している。
・だがアメリカには「給油艦に給油」している。
・その油でイラク作戦に参加している艦船も多い。
キティホークにも給油している
・これをアメリカの軍が出している新聞のHPで、公式に「同盟国の対イラク作戦への協力」を報じている
・それを認める自衛官のコメントも載っていた
・現在この記事がサイトから削除されている


軍事報道といえば最初の報道の意味や価値が詳しいマニアからひっくり返されるパターンも多いので、この情報の初出性や価値に関しては逆に教えてくださいなのだが、取り合えず番組の中では「これは誰も知らなかった情報だ」「今後大問題になる」と朝生司会者の田原総一朗が大きく言っていたので提示しました。
録画した人もいるだろうから、もし重要ならどこかで文字起こしや音声、動画のUPもあるかもしれない。
それも含め、また新聞(夕刊だな締め切り的に)やTVニュース、サイトがどの程度後追いし、「新事実です」と報じるかにも注目していてください。


あと、江田憲司は公式サイトを「江田けんじ」としているので、そのはてなキーワードを作成する。


【補足】2chニュース速報+を見張りいくつか過去の報道を発見。

http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1188493608/l50

第157回国会本会議
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/000115720031003003.htm
赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、テロ特措法の延長法案に反対の討論を行います。
(略)
テロ特措法のもとでインド洋に派遣された自衛隊が一体どのような行動を行ってきたのか、
政府が一切明らかにしていないことは重大です。
派遣された自衛隊の補給艦がイラク戦争に参加する米軍を支援していたという脱法行為が明らかになっています。
イラク空爆を行った空母キティーホークの艦長が、自衛艦から間接給油を受けていたことを言明し、
さらに、米海軍の機関誌は、本年三月、イラク戦争に参加した米補給艦が自衛艦から
給油を受けた事実を記載しているのであります。




■インド洋派遣の海自 米全艦を給油対象 イラク戦への通過時 アフガン作戦兼務と解釈
[毎日新聞 2003/05/21](要約)
イラク攻撃のためにインド洋を通過する米軍艦船が、テロ対策支援法に基いて派遣している海上自衛隊の給油対象になっていたことがわかった。
 『これは米艦がインド洋を通過する際、対アフガニスタン作戦の任務を兼務している判断したからだという。』  『インド洋に派遣されている海自の補給艦は主に米軍の大型補給艦に燃料を提供し、米補給艦が米艦船に燃料を供給。 日米軍事筋によると、この大型補給艦がペルシャ湾に向かう途中の空母や艦艇に燃料を補給する役割も担っていたという。』

 しかし事実上はイラク戦争の「中継給油所」の役割をしており、同法を逸脱した直接支援との指摘がある。  同法ではイラク戦に参加する米艦への給油は認められていない。
■これに対し防衛庁は、「米補給艦から燃料がどこに渡っているのかはわからないが、提供した燃料は法律の目的外に使わないことを米と約束している」「『燃料を補給した時点で不朽の自由作戦だけに従事』し、イラク戦争に従事するまでにその分の燃料を使いきれば問題ない」としている。

とはいえ、テレビ討論の中で朝生司会者や議論の相手、そしてなにより視聴者の反応が
「知らなかった事実だ!」「調べないと」というものだった以上、江田議員が最初の発見であろうが無かろうが別問題で重要な意味を持ったといえるでしょう。