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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

大戦略論・外交官は兵器ショーに出たほうがいいのか

http://kiyotani.at.webry.info/200708/article_5.html

ぼくは毎度、南アフリカの兵器ショーを取材しておりますが、ここに日本大使、あるいは領事閣下が列席したことはぼくの知る限りありません。このようなイベントは国家の威信をかけている国家イベントで周辺諸国から軍人、政治家が集まってきます。
 我が国は防衛駐在官すらいないわけですから、大使ないしはそれなりの地位の人間が出席すべきです。
 
 ですが、恐らく「麻呂いやでおじゃる。もののふの集まりなどという野蛮な集まりにはいきとうない」と無視しているのでしょう。
ですが、アフリカの多くの国では政治家=軍人という国や、軍隊が政治家の供給源という国が多くあります。かつての我が国もそうでした。そういう現実や歴史観を持たず、単に軍人を見下すような外交官に外交ができるか華灘疑問です。


「近代化」の源泉としての軍隊、という逆説をかつて日本も経験した。
そのしんどさはともかく、最近、こういう外交を「グレート・ゲーム」というべき損得勘定、あっちの利益をこっちに分捕るのが外交だ、という意識がメディアに載ることが多くなっている。
それは大変いいことだ。たぶん。