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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

「世界報道写真展」行ってきました

http://www.syabi.com/details/worldpress2007.html

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■会 期:6月16日(土)→8月5日(日)※7月23日(月)は臨時開館します。
■休館日:毎週月曜日
■会 場:地下1階映像展示室
■料 金:一般 700(560)円/学生 600(480)円/中高生・65歳以上 400(320)円
※( )は20名以上の団体および東京都写真美術館友の会会員
※小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料 ※第3水曜日は65歳以上無料


http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20070621#p4
で既に触れているけど、もうすぐおしまいなので再度の宣伝と、実際に見てきた感想を。

今回の報道写真大賞は、最初に紹介したリンクに縮小版が載っているけど、ベイルートの戦火が収まった直後の一枚。
悲惨な「難民」を写し撮った報道写真はたくさんあるけれども、レバノンは貿易の中継地点でもあった時期もあるし、多少は脱宗教化もされているので、富裕層には西洋かぶれつうか若旦那つうか、こういう真っ赤なスポーツカーを駆るどら息子にじゃじゃ馬娘の集団、もいる。
しかし、彼らもまごうことなく「難民」であって、真ん中の娘は携帯メールで送信をしているのか写真でも撮っているのかしらんが、それでも瓦礫の山と化した祖国にショックを受けているのがありあり。

だが本当にイスラームな人から見れば「なんたる罰当たりな、宗教裁判にかけても飽きたらん」だろうし(何しろ男女が一緒の車に乗って、女性はグラサンにTシャツ、タンクトップ)、貧困層からすれば「けっ、明日の寝る場所をも知れないのにあいつらはいい気なもんだ」だったのかもしれない。
今回大賞に選ばれたのは、そういう「今」の多層ぶりを示しているからだと思う。


その他、印象に残っているのは
ナイジェリアの石油パイプライン事故。男性が、ちゃっかり原油を取りに来ている。その合間に顔を洗っている光景。

また、スペインのリゾート地にアフリカの難民がおんぼろ船で漂着、ビキニでリゾートを楽しんでいたお姉さん方が親身になって世話を焼いているシーンは、やっぱり格差を示しつつもそれを乗り越える人間の連帯ーーーその逆でもいいよ、感情的にはその場で助けを差し伸べても、なお超えられない根本の経済格差・・・の象徴といっても。

その他、イスラエルと中東がらみの報道写真が多すぎ!と思いました。
いや主催者やカメラマンが悪いんじゃなく、そういう騒動を起こしているのが悪いんですが。
こういうのを見ると、やぱり一にも二にも治安とか、その日の飯とか、それが保障されているのが国や政府の責任ですよね、と素朴に思ってしまう。



また、日本がらみの写真は例によって「会社に忠誠をつくす疲れたサラリーマン」というステロタイプにのっかっているね、今回もはっきりいって。

またスポーツでは
ジダンの原爆一本頭突き」がスポーツ部門報道写真一位に輝いている(笑)
スポーツといえばブラジルで撮影された作品に「高速道路?のガード下にリングとサンドバッグを置いてそのまま(不法に?)設立したボクシングジム」の写真があって、こりゃあ、梶原一騎ですら創造できないハングリーさだと納得した。
こういうところのファイターが日本で試合するチャンスを得たら、そりゃ死に物狂いになるよまったく。


自然写真では、
南極でかわいいアザラシが、かわいいペンギンの首をもろに食いちぎっているシーンの写真が迫力満点で、お子様がみたらトラウマ必至です、あれ。


しかし時間の関係でエビスビールのガーデンで飲めなかったのが腹が立つ。